KAWASE BIIKI

買いたい通貨・売りたい通貨2018年3月

【為替予想2018年 3月〜】

 

★強い   ・ユーロ

 

★やや強い ・日本円(▼)          ・ロシアルーブル        ・ポーランドズロチ

 

★中立   ・オーストラリアドル(▼)   ・中国人民元(△)       ・南アフリカランド

     ・ブラジルレアル

     

★やや弱い ・イギリスポンド  (▼)                ・ノルウェークローネ(△)   ・アメリカドル

      ・メキシコペソ         

 

★弱い   ・ニュージーランドドル     ・トルコリラ          ・カナダドル(▼)

 

 

・強い    今後半年〜1年で、実質実効為替レートが  +15% 〜

・やや強い  今後半年〜1年で、実質実効為替レートが  +5% 〜 +15%

・中立    今後半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜 +5%

・やや弱い  今後半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜 -15%

・弱い    今後半年〜1年で、実質実効為替レートが  -15% 〜

  

(△)は、昨年末の予想と比べ、予想を改善させた通貨。

(▼)は、昨年末の予想に比べ、予想を悪化させた通貨。

 

日本円の予想変更ですが、これはここまで日本円が上昇してきたことを反映した結果で、日本円のファンダメンタルズが為替の上昇以外の部分で悪化したわけではありません。その他の通貨の予想は直近の経済指標などを考慮しています。オーストラリアやカナダはなにか良くない雰囲気が出てきています。

 

 

2018年の為替市場は昨年までと打って変わって、ボラティリティが出てやや忙しい展開です。1月はユーロが上昇し米国ドルが下落、2月以降は日本円が上昇し、新興国・資源国通貨が大きく売られました。2月以降米国ドルの動きが鈍くなっていて、日本円が為替市場全体を主導した動きになっています。

2月の米国株の下落から、金融市場全体がややリスクオフムードになり、直近の米国の貿易関税の話題からそのリスクオフが強まったといった印象です。FRBのバランスシート縮小を相まって、新興国通貨には厳しい相場環境となっています。キャリートレードの巻き戻しが起こっているといっても良いと思います。

 

今後の予想ですが、全体としては現在のリスクオフの相場環境が続くと予想します。米国の株価の影響とFRBのバランスシート縮小の影響が大きく、金融資産を縮小する動き、新興国から資金を引き揚げる動きはしばらく継続することになりそうです。

そのため為替市場では、日本円高、新興国通貨安が基本的な予想となります。その中で、割安感が強いユーロと、今回の問題の震源地である米国の通貨ドルが、いつ動き出すのかがポイントになりそうです。この米国ドルが大きく下落するようですと、市場全体の動きが大きくなり、ユーロは当然大きく上昇することになるでしょうが、新興国通貨も、上昇する可能性が出てきそうです。

注目は世界各国の金利状況です。米国が粛々と利上げを続ける中、その他の国の中央銀行がどのように動くのか、特に、民間・個人の債務額が大きくなっているカナダやオーストラリアの動向が気になるところです。さらに、好調なユーロ圏経済の中で、ECBの量的緩和縮小・利上げの話題も注目を浴びる機会が増えることになりそうです。

 

 

| コラム | 12:38 | comments(0) | trackbacks(0) |

実質実効為替レートの回帰性に関するよくある勘違い

実質実効為替レートの回帰性についての話です。

 

実質実効為替レートとは、通貨ペアではなく、各通貨それぞれの強さを表す「実効レート」と、通貨の変動に影響する物価の変動を考慮した為替レートである「実質レート」を組み合わせたもので、各通貨の本質的な強さを直接表す値になります。

FXでは、実質実効為替レートは、「(実質金利が0の場合の)スワップポイントを加味した、為替の値動き」を表すため、この数値が上昇した通貨の買いポジションを持っていれば利益がでて、この数値が下落した通貨の買いポジションを持っていた場合は、損失を被るということになります。

 

 

この実質実効為替レートには、「一方向に動いた場合に、元の値に戻ろうとする性質(回帰性)」が備わっているのですが、理論上平均回帰ではない(元に戻ろうとするのだけれど、平均値に近づくわけではない)という大変厄介な性質になっていて、そのため取り扱いには非常に神経を使う必要があります。この「実質実効為替レートの回帰性」については著名な為替アナリストでも平均回帰すると勘違いしている場合が多々見られ、「実質実効為替レートが長期平均から大きく乖離しているため、元に戻ると予想します。」など間違った解説される場合があり注意が必要となっています

 

 

それでは、実質実効為替レートがどのように動いているのか見ていきます。

 

一般に通貨が変動する要因としては、

1 需給の変化(実貿易を除く、通貨の需給・主に投資資金)

2 貿易の強さの変化(実貿易)

3 物価の変化

 

の三つがありますが、このうち「3物価の変化」は実質実効為替レートにすでに織り込まれているため、実質実効為替レートの変動要因としましては、「1 需給の変化」「2 貿易の強さの変化」の二つになります。

 

「1需給の変化」とは、例えば投資家が、その国の金融資産(株式・債券・為替)を買ったり、売ったりすることです。これは買われる時期と、売られる時期があるため、周期的に変化します。つまり、これが実質実効為替レートの回帰性の要因になるものです。この働きだけを考えますと、(金融資産の売り買いは合計すると0になるため)実質実効為替レートは平均回帰をすることになります。

それでは、なぜ実質実効為替レートが平均回帰しないかといいますと、それは「2貿易の強さの変化」が実質実効レートに影響を与えるためです。

「2貿易の強さの変化」は、その国の貿易の強さがどう変わったかを示しているのですが、こちらは回帰性を持ちません。貿易の強さが変化、産業が進化し、貿易力が強化された場合は、実質実効為替レートは上昇することになり、産業が弱体化した場合は、実質実効為替レートは下落することになります。

つまり、為替の変化が「1需給の変化」によってなされた場合は、回帰性が働くため、為替は元に戻ろうとするのですが、為替の変化が「2貿易の強さの変化」によってなされた場合は、回帰性は働かず、通貨は元に戻らないということになるのです。

 

実質実効レートの動きの多くは「1需給の変化」が主な要因ですが、資源国通貨などでは、資源価格の急変動により「2貿易の強さの変化」が為替を動かす場合が見られます。また長期で為替を見た場合では、「1需給の変化」は循環するため「0」と考えられ、「2貿易の強さの変化」が累積して為替レートに影響を与えることになります。

 

実際の実質実効為替レートで見ていきますと、例えば、中国人民元の実質実効為替レートは、2006年頃から上昇し、現在の値は、1994年からの平均値と比べ20%以上高い水準ですが、貿易収支・経常収支共に黒字で、現行の中国人民元の値は割高ではありません。これは、この期間に中国の産業が急激に発展し、「貿易の強さ」が強化されたためと考えられます。

逆にトルコリラでは、現在の実質実効為替レートは、1994年からの平均値と比較し5%以上下落した値ですが、これはトルコリラが割安であることを示していません。貿易収支・経常収支共に大幅な赤字で、トルコリラの現行水準は、かなりの割高であると考えられます。特にここ数年は、実質実効レートが大幅に下落している(トルコリラを買いポジションで保有していると損失を被る)状態ですが、貿易指標の赤字幅が拡大していて、この期間に「貿易の強さ」が、大幅に悪化していると推測することができます。

 

 

 

| コラム | 04:54 | comments(0) | trackbacks(0) |

アメリカ個人貯蓄率の低下とその影響

為替市場は、少しずつボラティリティが出てきた状態。日本円から見ると一方的が動きに見えますが、アメリカ主導な様子です。2月は弱めな動きになったユーロも、ようやく底を見た感じでしょうか。暦も3月になり、ここから新しい相場が始まりそうな雰囲気です。

 

世界の株価が急下落するなど、リスクの高まりに関心が向けられる中、最近少し気になるのが、アメリカの貯蓄率の低下です。世界の民間・個人債務が増加する中で、その対岸にある貯蓄はいくつかの国で減少しています。

 

★各国の個人貯蓄率の推移

2014〜15年の値

(アバウト)

直近の値
・アメリカ 5%台 2.4%
・イギリス 9%台 5.5%
・カナダ  4%台 2.6%
・オーストラリア 8%台

3.2%

 

※ 日本は増加、ユーロ圏は微減

 

データ元 「Trading Economics」

 

 

アメリカの個人貯蓄率の現在の値は、リーマンショックの最低値で、リーマンショック前を含めましても、ほぼ最低水準です。個人の債務がこれ以上増えにくい状態で、貯蓄が減少しているとなれば、将来的には消費が減少することにつながりそうです。

アメリカの個人消費は足下で堅調ですが、自動車の販売台数が減少しています。これはローンが組みにくくなっていることと関係しています。そうなりますと、この後はクレジットカード(リボ払い)を使用して買い物をしそうな、耐久消費財や高額商品の販売が鈍くなり、その後に一般消費財に影響を与えることになると考えられます。(住宅はいわずもがな)

 

また貯蓄率の低下は、株式市場にも影響を与えます。米国の各株式指数と個人貯蓄率には逆相関の関係があることが知られていて、これ以上個人貯蓄率が低下出来ないような現在の水準は、株価指数が天井に近いことを表していると推測されます。(貯蓄率はまだ減少の余地はなくはないですが・・・。)これは個人が株式を購入する余力が無くなっているためだと、または金利が上昇する中で、株式から預貯金への資産シフトが増えるためだと考えられます。もし、米国の株式市場が天井を付けるようですと、ここまでの相場環境が一変するとこになりそうです。

 

 

昨年2017年は為替市場は動きが少なく、世界経済も株式市場もちょうど良い状況と言われていました。そんな中で起こっていたのが、世界的な債務の増加と個人貯蓄率の減少になります。せっかく相場環境が怪しくなってきた時期ですので、こういったマクロ指標がどういったことを意味しているのかを、もう一度考える時期にきているのだと思われます。

 

 

 

 

| コラム | 13:16 | comments(0) | trackbacks(0) |

カナダ経済がちょっと危なくなってきたかもしれない

2018年の実質的な初投稿ですが、2月の中旬になってしまいました。ツイッターが便利ですし仕方が無いですね。

為替市場は年明けからアメリカドル安傾向が続いていますが、株式市場ほどは乱高下していない様子です。アメリカの長期金利の上昇が、市場を動かしている雰囲気ですが、明確な方向感があるかと言われると難しいところ。ユーロドルの動きが一段落していることからも、しばらくはボラティリティの少ない相場に戻ることになりそうです。

 

 

カナダで失業率が発表されました。

・カナダ失業率(2018年1月)  5.9%(前月比 +0.1)

なんてことのない数値ですが、少し気になったことがあるので、掘り進めてみます。

 

 

カナダの経済指標を見ていきますと、

 

・失業率 5.9%

 中長期で見て下落傾向→横ばい

 

・GDP成長率 0.9%

 最悪期は脱して、低成長ながら安定

 

・貿易収支 ー3185 百万カナダドル

 かなり悪い

 

・小売売上(前年同期比) 6.5%

 かなり順調

 

・貯蓄率 2.6%

 ここ数年は4%台で推移してきたものが足下で急悪化中

 

・GDPに対する民間債務 266%(2016年)

 世界最悪水準

 

・GDPに対する個人債務 100%

 かなり悪い

 

とこんな感じです。

カナダは、2014年に資源価格急落によって経済が悪化しましたが、その後資源価格がやや上昇したことで、経済も回復しています。上記の経済指標を見る限り、その後は個人消費の成長による経済の回復のようです。特徴的なのは世界最悪水準の債務です。世界的な低金利から、企業の借り入れが増加したほか、個人では都市部を中心に住宅価格が急上昇し住宅ローンが増加しました。(カナダの住宅価格は2017年中旬辺りでピークを見せ、足下では安定中と思われます。)

 

順番からいくと、住宅価格が上昇し、資産価格の増大から個人消費が増加。しかし所得がそこまで増えていないため、貯蓄が減少し、債務が増大。つまり、このままの状態は続かないよね!といったところです。

さらにこの状況から足下で金利が上昇中、「ここから失業率が上昇し始めたらまずいなぁ」と思っていたところで上記の失業率の悪化が発表されたということです。

失業率は(季節要因などのため)上下する数値のため、単月で悪化したところで特に問題は無いでしょう。しかし、カナダの経済状況を考えますと、この値をより長期で監視していく必要はありそうです。

 

 

2月になって言うことではないですが、今年のテーマは「経済危機との距離感」です。リーマンショックから10年目を迎え、そろそろ次の経済危機が気になるところです。しかし、足下では世界経済は堅調、一部バブルの懸念はありますが、基本的には良好な経済環境と思えます。次の経済危機は、正直まだ2年は先だと思っているのですが、先日の株価急落など、少しずつ変化の兆しは現れているようです。

そして、その変化の最先端を行っているのが、今回記事にしたカナダ経済になります。世界的な低金利から生まれた債務こそが、次の経済危機を作る爆弾そのものです。世界最大の爆弾を持つカナダ経済からしばらくは目を離せなくなりそうです。

 

 

| コラム | 11:38 | comments(0) | trackbacks(0) |

2017年後半のまとめと2018年前半の展望

今年も残すところ10日を過ぎました。

2017年後半のまとめと、2018年前半の為替相場の展望です。グダグダです。

 

今年後半は、年前半の流れを引き継ぎ、全体的に値動きが少ない相場になりました。そんな中、相場を主導していったのが、ユーロです。ユーロインデックスは、7月初めから9月の高値までで5%強の上昇となっています。同期間にアメリカドルインデックスは6%程度下落し、ユーロドルは一時1.2を超え、2年ぶりの高値を付けました。この期間は、新興国・資源国・高金利通貨が徐々に値を下げ、全体的にリスクオフの雰囲気になりました。FRBの利上げ、ECBのテーパリングなどが強く意識され、主要国へ資金が引き揚げられた格好です。

 

9月の下旬頃からはこの流れが一転し、リスクオンの環境になります。ユーロの上昇は一服、やや弱めの動きとなります。アメリカドルドルは底堅い動きでしたが、相場をけん引するまでは至っていない印象です。新興国通貨では南アフリカランドの動きが足元で堅調、政権交代の期待から大きく値を上げました。また、ニュージーランドドルがいったん大きめに値を下げましたが、値を戻しつつあります。その他では、北欧通貨が弱い動き、天然ガス価格の下落や、住宅価格の下落からの投資資金の逃避などが考えられますが、詳しい理由は不明です。

 

コモディティを見ていきますと、原油価格はWTI1バレル=58ドル台で6月の安値から、3割弱の上昇。貴金属価格はパラジウムを除いて下落基調、自動車の触媒用の需要は、プラチナから、パラジウムへ移行したようです。その他では、銅価格が世界経済の好調を受け上昇、石炭価格は高値圏で推移、鉄鉱石価格も安定しています。

 

 

来年前半の展望ですが、ちょっと難しいですねぇ・・・・・。あまり明確な材料もなさそうで、全体的に値動きが少ない相場が続きそうです。主要国の金融政策が緊縮的なものに推移するため、新興国から主要国へ資金が移動することも考えられますが、前回のアメリカの利上げ時(2005年頃)もアメリカドルの上昇は見られず、むしろ、アメリカドルが下落、新興国通貨が強くなったなどの事例などもあり、ここからの為替市場の判断は慎重にしていきたいところです。

 

ファンダメンタルズ的には、強い側で、ユーロ・日本円、弱い側で、トルコリラ・ニュージーランドドルが基本路線です。しかし、足元でキャリートレードが復活している雰囲気もあり、逆に動く可能性も否定できないのが、予想を考える上では厳しいものになっています。

 

資源国通貨では、オーストラリアドルには有利な環境、産油国ではロシアがやや上値の余地があるかと思いますが、他は産油国には厳しい原油価格の推移になっています。南アフリカランドは、パラジウム価格の影響もあり、悪くない環境ではないでしょうか。ただ直近の値動きはやや心配です。

 

世界経済全体を見ていきますと、基本的には好調で、このままの経済成長はしばらく続きそうです。様々な分野でバブルの懸念が増していますが、足元で崩壊する予兆はありません。もう数年はこの状況が続くことになりそうです。世界の債務は新興国を中心に増加中、この動きが世界経済を引っ張って行っていると同時に世界の懸念事項にはなっています。住宅価格が頭打ちになったカナダ・オセアニア・北欧の各地域では個人消費や、個人債務にどんな影響が出るのか注意する必要がありそうです。

 

 

今年は一年を通しましても、為替の動きが穏やかでボラティリティが少ない状況が続きました。これは相場を予想するうえでは非常に厳しい環境でした。足元でもいかんせん相場観が全くなく、本当に何も見えていません。過去数年で最もスランプだと思われます。

そんな状況ですが、明日から個別通貨の予想を行います。どうかお付き合いください。

 

 

| コラム | 15:08 | comments(0) | trackbacks(0) |

周小川の功績と宿題

為替市場は、リスクオンの相場も、わかりにくい動きと言いますか、個人的に現状認識がはまっていません。アメリカドルが頭が重い展開になっていて、これが、主要国通貨安、新興国通貨高の要因になっている気がします。アメリカドルはファンダメンタルズ的にも、ここら辺が頂上なのかもしれません。

 

 

アメリカFRBの議長が来年2月にパウエル氏に交代になりますが、もう一つの超大国、中国の中央銀行である中国人民銀行総裁も3月に交代になります。

現在の人民銀行総裁である周小川氏は、2003年から3期15年間総裁の任務をつとめています。一番の功績は、人民元の自由化を高め、IMFのSDR通貨入りを果たしたことと言われますが、どちらかというと、中国の経済をここまで牽引してきたこと自体が功績のように思われます。

 

為替や金融市場の国際化、2015年の株式バブルへの対応、シャドウバンキングへの規制、不良債権処理用のバッドバンクの設立と運用、供給側改革と、人民銀行が関わる案件は、巨大なものが多く、その影響力は大きなものでした。しかし中国の中央銀行は政府との独立性が低く、金融政策が実質国策のため、中央銀行の意見と中央政府の政策にヅレが生じることあり、そういった政策は必ずしも効果的だったとはいえないこともあります。例えば、周氏は、常に不良債権の処理を急ぐべきと表明しているにもかかわらず、党・中央政府の動きは鈍いものでした。債務問題にしろ、株式市場の話にしろ、人民銀行からの話は的を射ていると感じさせることが多く、政策に期待を持たせるのですが、そういった問題への対策は場当たり的なものに変わってしまう印象です。そういった環境の中で国際社会からの矢面に立ち、意見を表明してきた周氏への信頼は国内外から絶大な信頼を置かれていました。

 

周氏は先日10月に「ミンスキーモーメント」について触れました。ミンスキーモーメントとは、金融市場の価格が暴落が始まるする瞬間のことで、このようなことを話すことで、市場に警戒を促したことになります。

任期終了直前にこのようなことを話すのは周氏らしいともいえますし、改めて、現在の金融市場を見直さなければならないと感じさせられるものでした。

 

 

住宅価格・シャドウバンキングの問題・通貨の自由化・国際化にしろ、中国の金融問題は、道半ばです。また現在も大量の不良債権が残っていて、これの処理が今後の課題です。周氏が残していった宿題はとても大きなものになります。

現時点で、次期人民銀行総裁は公表されていませんが、次期人民銀行総裁にののしかかる責務が、非常に巨大であるということは、間違えようのないことになりそうです。

 

| コラム | 15:13 | comments(0) | trackbacks(0) |

2018年 為替・金融業界10大予想

2017年も終わりに近づいてきたと言うことで、それっぽい企画。この時期になりますとよく見かけるやつです。

当たるとか、当たらないとかはどうでもよくて、面白ければ良いのだと思います。面白くないけど。。。。

 

【2018年 為替・金融業界10大予想】

 ・WTI1バレル=80ドルを突破

 ・ユーロ一人勝ち ユーロドル 1.5を回復

 ・世界的に住宅価格が大幅に下落

 ・日経平均30000円を突破

 ・FRB6回の利上げ

 ・イギリスのインフレ率が5%を超える

 ・サウジアラビアリヤルがドルペッグ制を廃止

 ・中国の輸出が減少 貿易赤字に

 ・日銀総裁が白井さゆり氏に

 ・カナダ・オーストラリア中銀が量的緩和を開始

 

解説します。

 

 

・WTI1バレル=80ドルを突破

供給量が予測を下回れば十分に可能性があります。80ドルは厳しいかもしれないけれど、上方向の動きが基本路線。

 

・ユーロ一人勝ち ユーロドル 1.5を回復

ファンダメンタルズ的にユーロが強気予想なのは確実。どれだけ上昇するかはECB辺りの動き次第でしょうか。

 

・世界的に住宅価格が大幅に下落

ここまで世界的に上昇してきた住宅価格ですが、ここに来てすでに一部地域で頭打ちの様相を見せています。2018年は下落の可能性もあります。

 

・日経平均30000円を突破

十分に達成の可能性はある水準。

 

・FRB6回の利上げ

現時点での201年の予測は3〜4回の利上げです。新メンバーがタカ派なことも予想されているため、6回の利上げまでは想定すべき状態と思われます。

 

・イギリスのインフレ率が5%を超える

すでに3%を超えるインフレ率になっているため、5%もあり得る水準です。中央銀行には難しい判断が求められそうです。

 

・サウジアラビアリヤルがドルペッグ制を廃止

外貨準備が減少しているため、普通にありそう。来年中ではないかもしれないけれど、そのうち。

 

・中国の輸出が減少 貿易赤字に

近年、中国の貿易黒字額がわずかにですが減少しています。いきなり貿易赤字になる可能性は低いですが、可能性としては見ておきたいところです。

 

・日銀総裁が白井さゆり氏に

黒田総裁の続投がほぼ確実視されている日銀人事ですが、サプライズがあるかも。白川 → 黒田 →白井 のオセロ人事が見たかっただけです。

 

・カナダ・オーストラリア中銀が量的緩和を開始

現行のバブルの最先端を走っているのが、この2カ国です。現行の債務水準から予想すると、金融危機を招く可能性があります。ゼロ金利からの量的緩和という、黄金パターンが見られるかもしれません。

 

 

| コラム | 13:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
■ LATEST ENTRIES
■ CATEGORIES
■ ARCHIVES
■ SEARCH
■ LINKS
■ PROFILE