KAWASE BIIKI

為替予想2015年後半 結果と考察

2015年7月に行った、為替予想の結果です。とりあえず酷いです。

計算式
?結果 = (2015年12月の実質実効為替レート)  − ?(2015年6月の実質実効為替レート)

実質実効為替レート
 データ期間 1994年1月〜
 データ期間中の平均値を100とする。
 元データはBIS国際決済銀行から。


?予想
?? 結果?
 結果順位
予想のずれ?
1
?イギリスポンド??GBP?0.1?6-5
2?アメリカドル?USD?4.1?1?1
3?中国人民元?CNH?1.5?4?-1
4?ブラジルレアル?BRL?-11.6?18?-14
5?ユーロ?EUR?0.9?5?0
????
6?スウェーデンクローナ?SEK?1.6?3?3
7?メキシコペソ?MXN-4.1?13?-6
8?日本円?JPY?3.8?2?6
?ノルウェークローネ?NOK?-5.6?15?-6
10?ロシアルーブル?RUB?-17.0?19?-9
????
11?カナダドル?CAD?-8.3?16?-5
12?シンガポールドル?SGD?-2.2?10?2
13?ポーランドズロチ?PLN?-3.1?12?1
14?ハンガリーフォリント?HUF?-1.1?9?5
15?南アフリカランド?ZAR?-11.3?17?-2
????
16?スイスフラン?CHF?-4.5?14?2
17?トルコリラ?TRY??0.1?6?11
18?オーストラリアドル?AUD?-2.7?11?7
19?ニュージーランドドル?NZD??0.1?6?13

予想のずれの絶対値平均  5.2(※)

 ※ すべて予想通りの場合は 「0」 
  ? 最も大きく予想をはずした場合 「約9.4」 
  ? 平均 「約4.7」


先ず結果からですが、年後半はアメリカドルと日本円の2強でした。基本的には先進主要国通貨は堅調な展開です。イギリスポンドは、利上げ期待が遠のき、期待はずれ、ユーロは緩和政策が拡大されましたが、上昇しました。下落した通貨では、ロシアルーブル・ブラジルレアル・南アフリカランドといった、資源新興国がが大幅に下落しています。その他にも、産油国通貨は総じて下落、原油価格の下落の影響が大きかったのが分かります。オセアニア通貨とトルコリラは10月頃から上昇しています。ヨーロッパや日本からのキャリートレード狙った資金が流入したものと思われます。新興国が全体的に下落しているため、アメリカの利上げの影響や、人民元のレート変更の影響はあったと推測できますが、原油価格の影響が、より大きく反映されていると考えられます。


私の予想のほうですが、相当酷い結果です。予想のずれが平均以上になっていて、つまり、予想しないほうが良かったという結果です。原油価格を中心とした、コモディティ価格の下落の影響を、まったく予想できていません。また、オセアニア通貨とトルコリラの動きには、ついていけない予想でした。アメリカの利上げなどの金融政策を意識しすぎている他、リスクオンの場合の資金の動きが、分かっていないようです。厳しい結果になりました。反省しなければいけません。


今後も半期ごとの通貨予想を続けたいと思います。これからもよろしくお願いします。


| 為替予想 2015後 | 11:20 | comments(0) | - |

為替予想 2015後半 まとめ



長々と書いてきました、為替予想のまとめです。

強い ↑

GBP  イギリスポンド
USD  アメリカドル
CHY  中国人民元
BRL  ブラジルレアル
EUR  ユーロ
SEK  スウェーデンクローナ
MXN  メキシコペソ
JAY   日本円
NOK  ノルウェークローネ
RUB  ロシアルーブル
CAD  カナダドル
SGD  シンガポールドル
PLN  ポーランドズロチ
HUF  ハンガリーフォリント
ZAR  南アフリカランド
CHF  スイスフラン
TRY  トルコリラ
AUS  オーストラリアドル
NZD  ニュージーランドドル

弱い 

基本的には上半期の継続と考えます。上昇は、利上げの予想のあるアメリカとイギリスを中心に。下落は、新興国、資源国です。一部の国を除いては、金融緩和の方針が続く見込みです。利上げする国との差が開くことになりそうです。注目はアメリカの利上げ・資源価格・中国経済・ヨーロッパ経済です。


| 為替予想 2015後 | 22:50 | comments(0) | - |

メキシコペソ(MXN) 為替予想 2015後半

【MXN】 
★総評 動きづらい きっかけが欲しい
メキシコペソは、変化が少ないと予想。原油安の影響もあり、今年に入ってから、値下がり傾向です。水準的には割安なので、買いたいところですが、アメリカ利上げ前には手がつけづらい雰囲気です。アメリカ利上げが開始後、上昇のきっかけ待ちの展開になりそうです。

メキシコ経済は悪くは無い状況。GDP成長率は鈍化中ですが、失業率も安定し、経常収支も少なく、新興国の中では優等生的な存在です。日本からの企業進出などが話題になっていることからも分かる通り、アメリカや南米向け輸出の、工業国としての地位を確立したようです。ただ、エネルギー資源国という一面も持っており、原油価格の下落が輸出に影響を与えています。メキシコ産原油は海底油田のため、コストが高く、影響が大きいようです。

今後も安定した経済状況が続きそうです。アメリカの経済状況に左右されそうですが、大幅な低迷は無いのではないでしょうか。国内消費産業も、拡大が期待されます。為替もアメリカの影響が大きくなる傾向があり、アメリカドルが上昇する局面では、下落することがあり、注意必要になりそうです。

金融政策は安定期、政策金利も最近は変化させていません。インフレ率が下がっているため、実質金利は上がっていますので、その分の利下げをする可能性はありますが、現在のところアナウンスは無く、変わらないと見たほうが、自然と思われます。


★注目すべき指標
 ・原油価格
 ・アメリカ個人消費



★トレードアイデア
特に今保有する必要性は感じません。中期的に見た場合、値上がりが有望です。
アメリカの利下げが開始後、それ程遠くない時期に、上昇するのではないでしょうか。
そのときに、USD/MXNのショートが、狙い目なポジションになりそうです。


| 為替予想 2015後 | 00:41 | comments(0) | - |

ブラジルレアル(BRL) 為替予想 2015後半

【BRL】
★総評 しばらくはやや強気 アメリカの利上げ時は厳しいか
ブラジルレアルはやや上昇予想です。今年に入って、下落した通貨ですが、緊縮的な経済制裁の影響もあり、その後はあまり下落せず。積極的に買いたくは無いですが、しばらくは、底堅い動きになりそうです。

ブラジル経済は大幅に低迷中、資源価格下落の影響もありますが、人件費高騰による、競争力の悪化の影響も大きかったと思います。為替高も、影響を与えました。GDP成長率はマイナス、経常収支が悪化中、失業率も上昇中。政策金利が高いため、企業も苦戦を強いられています。

今後も資源価格が低迷を続けそうで、経済の上昇はまだまだ先になりそうです。しばらくは、現状がさらに悪化していくことが予想されます。通貨安が進めば、競争力の上昇も考えられますが、緊縮政策が続く中では難しそうです。アメリカの利上げや、中国経済の低迷も、マイナスの影響を与えそうです。

金融政策は、緊縮政策が続く予定。中央銀行は、インフレ率に注目していますが、目標より低下する可能性は、あまり高くなさそうです。 



★注目すべき指標
 ・鉄鋼石価格
 ・大豆価格  
 ・インフレ率
 ・失業率
 ・経常収支




★トレードアイデア
FXで取引される通貨ではないため、レアル立ての債権や、通貨選択型の金融商品がメインでしょうか、あまり買う気にはなれませんが、短期的には上昇期待なので損はしないかもしれません。
買うとすればできるだけ早く、アメリカ利上げの影響が無いうちに売却したいところです。


| 為替予想 2015後 | 22:49 | comments(0) | - |

カナダドル(CAD) 為替予想2015後半

【CAD】 
★総評 動きづらい 資源価格に注意
カナダドルは、あまり変化しないと予想。とはいえ、資源価格の影響も大きく、アメリカの利上げの影響も大きいため、予想の難しい通貨です。今年は年初に突然の利下げを行った後は下落基調、下げ幅も大きくなっています。水準はやや割安、アメリカ利上げの後はぜひ買ってみたい通貨になるかもしれません。

カナダ経済は低迷中です。原油、鉄鋼石などの主要輸出品の価格が値下がりしており、経済を低迷させています。失業率は安定も、GDP成長率はマイナスの値となっています。地域的に、輸出産業はアメリカ経済に依存していますが、経済全体を見ると、資源価格に影響を与える、中国などの新興国経済に影響を受るようです。直近の新興国経済の低迷基調は、経済にマイナスの影響を与えてます。

今後も資源価格は低迷が予想されており、厳しい経済運営が続きそうです。為替が大きく下落したことから、輸出産業が成長の鍵を握っているようです。アメリカの利上げの影響や、アメリカ経済の個人消費がどうなるのかを注目していく必要がありそうです。

金融政策は緩和方向でしたが、中央銀行には、政策金利をこれ以上下げる意思は無いようです。直近の為替の下落の影響を見極めている段階です。インフレ率も高まっておらず、しばらくは静観の様子です。金融政策の変更は、アメリカの利上げ後、そのさらに先になりそうです。



★注目すべき指標
 ・原油価格



★トレードアイデア
予想が難しいため、すぐにポジションを持つ必要は感じませんが、持つとするならば、同じ資源先進国とのペアが面白そうです。
CAD/NZD , CAD/AUD のロングが妥当でしょうか。
アメリカの利上げ後は、良いタイミングで、USD/CAD のショートを狙ってみたいところです。




| 為替予想 2015後 | 21:18 | comments(0) | - |

アメリカドル(USD) 為替予想 2015後半

【USD】 
★総評 強気 上値は限定か
アメリカドルは強気予想です。一昨年のテーパリング開始以降、順調に上昇しています。水準的には中立圏。基本的には上値を追いかける展開でしょうが、ここまで上げ続けたこともあり、上値幅は最大10%ぐらいでしょうか。利上げできないような展開になりますと、大波乱になりそうです。

年初は6月にも利上げとの予想もありましたが、年序盤は景気が低迷し、利上げは年後半に持ち越しています。GDP成長率はマイナスでした。失業率は順調に低下も、インフレ率は予定ほど上昇していません。シェールなどのエネルギー業界が低迷、港湾のストライキ、天候問題も景気に影響を与えたようです。そんな中、各株価指数は最高値を日々更新しています。企業決算も悪くは無いようですが、やや危うさが残る状況です。

今後の経済はそこそこの予想。利上げできる可能性は高いでしょう。賃金の上昇もあり、内需中心に経済が発展していくと思われます。住宅や耐久財の指標は悪くなく、インフレ率も上昇が見込めます。エネルギー価格の低下も、消費に回る頃だと思われます。中国経済の低迷が与える影響については微妙、やや気がかりです。世界全体がリスクオフの状態になり、アメリカの株価が下落局面になるようですと、消費を中心に、経済全体に影響を与えることになりそうです。

今年の為替市場、最大の注目は、アメリカの利上げの開始時期でしょう。エコノミスト・アナリストの予想は12月でしょうか。9月の予想もありましたが、最近の雇用統計や、中国などの世界経済の様子を見ると、遅らせる可能性が高そうです。FRBイエレン議長は、今年中の利上げを所望しているようにも見えますが、経済指標次第だと思われます。どちらにせよ利上げのペースはかなり緩やかになる予想で、アメリカの実体経済への影響は少ないと考えます。為替はすでにそこそこ上昇しています。さらに大幅に上昇する局面になりますと、ドル高けん制発言の可能性も高まりそうです。



★注目すべき指標
 ・失業率
 ・賃金上昇率



★トレードアイデア
とりあえず利上げ前後までは、素直に上昇で見ていきたい通貨です。
下落予想の新興国・資源国とのペアが相性がいいと思います。
USD/TRY USD/ZAR USD/AUD USD/NZD のロングでどうでしょうか。
EURやJPYとの強弱は難しいところです。



| 為替予想 2015後 | 23:07 | comments(0) | - |

南アフリカランド(ZAR) 為替予想 2015後半

【ZAR】
★総評 やや弱め 大きくは崩れない
南アフリカランドはやや弱気予想。今年はここまで比較的安定した動き、他の振興異国が下落する中、検討しています。直近リスクオフ環境の中、値崩れを起こしましたが、大きな動きにはならず一安心。現在の水準はやや低め。

南アフリカ経済は、低迷中です。失業率20%越えは継続中で、この国の経済指標の名物になっています。インフレ率はやや低下したものの高水準が続き、経常収支は大幅な赤字です。資源・鉱物価格は、下落し続け、鉱山閉鎖も一部行われたようです。昨年プラチナ鉱山で起きたストライキのようなものは無いものの、鉱物資源に依存した経済は、不安定な様相を見せています。

鉱物資源のうち、金・プラチナといった貴金属は、一部底打ちの可能性が指摘されていましたが、特に値が戻った印象も無く、じりじりと下値を探る展開です。主要輸入国である、中国の需要が低下しているものと予想されます。今後も長い間低迷が続きそうです。なお、エネルギー輸入国なので、原油価格の下落に関しては、経済にプラスの影響を与えます。

今後はインフレ率の悪化が予想されていて、政策金利を上昇させる可能性が高まっています。経済はさらに悪化する可能性はありますが、為替には好材料になりそうです。とわいえ、フラジャイル5と呼ばれた脆弱な経済です。アメリカの利上げの影響が心配されます。



★注目すべき指標
 ・プラチナ価格
 ・金価格
 ・パラジウム価格
 ・失業率
 ・インフレ率



★トレードアイデア
新興国の中では、どちらかというと買いで持ちたい通貨ですが、アメリカ利上げの影響を見極めたいです。
今すぐではないですが、アメリカの利上げで、下落するようなことがあれば、
USD/ZARのショートでいいような気がします。
長期で見ていたい通貨です。

| 為替予想 2015後 | 21:09 | comments(0) | - |
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