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ファンダメンタルズ分析4 - 2 「クレジットサイクル」

ファンダメンタルズ分析 4-2

「クレジットサイクル」

 

 

クレジットサイクルとは、クレジットつまり信用(債券・借金)の増減サイクルのことです。ある地域のクレジットは経済状態によって循環するためこのように呼ばれます。

 

クレジットサイクルには、後退期・修復期・回復期・拡大期の四つの段階があるとされ螺旋を描くように循環するとされています。

 

拡大期に増大したクレジットが限度を超え、クレジットシュリンク(信用収縮・債務縮小)が起きます。これが後退期、企業の倒産個人消費の減少が増加します。これを金融政策や財政政策で立ち直らせるのが修復期、クレジットが縮小したことで、改革が進んだ企業や個人の活動が活発になるのが回復期、そして事業を拡大させるためクレジットを再び増加させる拡大期に戻ります。

 

クレジットサイクルの周期は全体で10年程で、拡大期が一番ながく続きます。また当然毎回同じ長さというわけではなく、経済状況や金融政策などによって変化します。

本来は、国や地域・業種ごとに異なったクレジットサイクルを持つとされていますが、経済や債券市場のグローバル化が進む中で、単一の大きなクレジットサイクルができあがりつつあるようです。

 

クレジットサイクルが現在どのような段階になるのかを明確に表すのは難しく、特に指標があるわけではありません。

しかし例えば、中国のクレジットサイクルは金融緩和を始めた段階だから修復期であるとか、カナダのクレジットサイクルは米国のクレジットサイクルより一年程度先を行っているな、といったことは各経済指標から大まかに判断でき、そういった感覚を持つことは、長期投資をする上で非常に役に立ちます。

 

 

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