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実質実効為替レート2016年12月

2016年12月の実質実効為替レートを半年前(2016年6月)と1年前(2015年12月)のものと比較しました。
 
・ アジア・オセアニア 2016.12 半年前比較 1年前比較
   日本円 【JPY】 75.1 -6.4% 6.6%
   オーストラリアドル 【AUD】 107.6 4.0% 3.7%
   ニュージーランドドル 【NZD】 111.6 3.1% 5.5%
   中国人民元 【CNY】 126.6 -0.1% -5.7%
   シンガポールドル 【SGD】 107.3 -2.3% -1.6%
・ ヨーロッパ・その他
   ユーロ 【EUR】 90.3 -1.6% -0.1%
   イギリスポンド 【GBP】 85.3 -7.1% -14.4%
   スイスフラン 【CHF】 108.4 -1.2% -0.8%
   スウェーデンクローナ 【SEK】 84.7 -4.3% -4.5%
   ノルウェークローネ 【NOK】 92.0 3.1% 8.3%
   ロシアルーブル 【RUB】 108.6 12.7% 21.9%
   ポーランドズロチ 【PLN】 94.2 -1.2% -3.5%
   トルコリラ 【TRY】 94.9 -9.1% -8.1%
   南アフリカランド 【ZAR】 91.9 15.8% 17.2%
・ 北アメリカ・中南米
   アメリカドル 【USA】 108.6 4.2% 3.9%
   カナダドル 【CAD】 86.8 -2.3% 4.3%
   メキシコペソ 【MXN】 102.3 -4.6% -14.7%
   ブラジルレアル 【BRL】 81.3 7.3% 24.6%
 
データ期間 1994年1月〜
データ期間中の平均値を100とする。
元データはBIS国際決済銀行から。

2016年上昇幅が一番大きかったのは、ブラジルレアルでロシアルーブル・南アフリカランドと資源国が上位を占めます。2016年2月に天然資源価格が底を打ち反転したのが大きかったと思います。ブラジルレアルは年前半が強く、年後半は南アフリカランドの上昇幅が一番大きくなっています。

 

下落幅は、メキシコペソ・イギリスポンド・トルコリラの順です。メキシコペソはアメリカ大統領選挙、イギリスポンドはEU離脱投票の時に大きく下げました。イギリスとトルコは経常赤字の大きさが、足を引っ張っていたように思います。

 

その他では、年後半の日本円の下落が大きくなるのが目立ちます。アメリカドルは上昇、人民元は大きめな下落、ユーロはやや下落していますが、ほぼ変わらずとなりました。オセアニア通貨は堅調・ヨーロッパ通貨は、資源国と非資源国で、明暗が分かれています。

 

 

基本的には資源国通貨が上昇、非資源国通貨が下落という傾向だったということだと思います。この傾向は2017年も続く可能性が高そうです。資源国通貨が大きく上昇する中、原油輸出国である、メキシコペソの下落が大きくなっていることに違和感がありますが、2017年に入ってからも下落がつづいていて、アメリカとの貿易の問題の影響が出ています。これも2017年のテーマでしょう。中国・日本などその他の地域に与える影響も心配されます。

 

 

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