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カナダドル(CAD)為替予想2017後半

カナダドル(CAD)

★総評 やや弱い

色々動きがある資源国通貨の中で、一番複雑なのが、このカナダドルかなと思っています。昨年は大きく下落し、現在は復調気配も、上値は重い。予測が難しい面もありますが、やや弱い位の予想とします。オーストラリアドルよりは不安な要素がやや多いイメージです。

 

カナダ経済は、2015年から資源価格の下落を受け悪化、昨年底をつけ、現在は回復中といった状況です。失業率が下落傾向、経済成長率も年2%ペースまで戻してきました。為替の下落と資源価格の回復で貿易収支が改善傾向にあります。製造業が好調でアメリカへの輸出が増えているのだと思われます。ただ、オーストラリアやニュージーランドが貿易収支を黒字化したのと対照に、現時点ではまだ貿易赤字が続いている段階です。全輸出量に対する原油輸出の割合は高くは無いのですが、原油価格の下落は影響を与えそうです。カナダ産の原油は価格が安く、また新興のシェールサンドはコストが高いなど、競争力の点で問題があるようです。その他の資源では、ベースメタルは価格が上昇中・貴金属は弱め、木材や食品はまちまちと、複雑な資源価格に振り回されそうです。

 

カナダといえば、住宅価格の高騰が問題視されています。住宅の価格の過剰上昇を示す指数では、世界最悪をともいわれ、住宅バブルが心配されます。また、リーマンショック後、民間・個人とも債務の増大が著しく、この信用が収縮する場合などは経済が大きく損なわれる危険性もあり注意が必要です。

 

金融政策は緩和的な水準です。政策金利はここ数年大きくは変動していません。インフレ率もそれ程大きくは動いていないため、今後もしばらくは現在の金融政策が続くと予想されます。

 

 

 

★トレードアイデア

・特になし。

 

カナダドルはいつもタイミングが難しいイメージです。たぶん今では無いと思います。しばらく弱い相場が続いた後、まだ資源ブームでも来たときが買い場だと考えています。

 

| 為替予想 2017後 | 09:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
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