為替予想2017後半 まとめ
2017年後半の為替予想のまとめです。
★ 強い | ユーロ | ブラジルレアル | |||
★ やや強い | 日本円 | ポーランドズロチ | |||
★ 中立 | オーストラリアドル | 南アフリカランド | メキシコペソ | ||
★ やや弱い | ニュージーランドドル | 中国人民元 | イギリスポンド | ||
ノルウェークローネ | トルコリラ | アメリカドル | |||
カナダドル | |||||
★ 弱い | ロシアルーブル |
★想定環境
・原油価格 WTI 35~55ドル/バレル。
・FRBは今年はあと1回利上げ、来年3回という市場予想は変わらず。
・ECBのテーパリングは始まらないが、来年開始に向け、地ならしがされる。
・エネルギー以外の資源価格には大きな動きは少ない。やや上向きな動き。
・世界的にリスクオンムードが続く、株価が上昇・債務残高の増加・住宅価格の上昇が続く、個人消費も堅調も、一部先進国で頭打ち感が出る。
全体的に動意に欠ける静かな相場になると予想します。ユーロが強く、アメリカドルが弱いという展開が基本です。産油国通貨に関しましては、原油価格次第なのでなんともいえませんが、弱めに予想しました。また変更するかもしれません。
ベースとなるのは世界経済の強さなのですが、その中でもヨーロッパ経済の強さが再認識されると思います。数年来底値水準のユーロが反発し、そのカウンターとしてアメリカドルが売られやすい展開です。ユーロドルの上昇に関しては、年前半からの流れが続くだけなのですが、より方向感が明確になると予想します。
新興国では、割安なのはブラジルレアル、景況感ではポーランドズロチと、ここには書かれていませんが、ハンガリーフォリント(HUF)の東欧コンビの買いを推奨します。ヨーロッパ経済の回復と、エネルギー資源価格の下落の恩恵が受けられそうです。
★トレードアイデア
・EUR/USD L
・USD/BRL S
・USD/HUF S
ユーロドルのロングが基本です。売りで持つ通貨がアメリカドルだけでバランスの悪いポートフォリオになっています。
実際には、「売り」でイギリスポンドや中国人民元・トルコリラ辺りを混ぜてみたいところです。年前半と同じように、「買い」で持つ通貨はアメリカドルストレートで、「売り」で持つ通貨は、クロスユーロで持つのが安全と思われます。