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アメリカドル(USD) 為替予想2018前半

アメリカドル(USD)

★総評 やや弱い

2017年はさえない動きであったアメリカドルは、2018年も弱目な動きにると予想します。リスクオンの金融環境の中で、新興国へ資金が移動しやすく、また主要国の中ではよりファンダメンタルズ的に強いユーロへの移動が進むためアメリカドルは売られやすい展開になると考えられます。

 

★経済・マクロ指標など

アメリカ経済は堅調です。個人消費の増加による底堅い経済成長により、失業率が歴史的に低い水準まで低下しています。足元で労働者賃金も伸びを見せ、経済の強さを感じさせます。株価を中心に、金融市場でバブルの懸念がありますが、しばらくは問題にならないでしょう。貿易指標は、貿易収支・経常収支ともに赤字、消費が伸びたことにより、輸入が増え、赤字幅を広げることになっています。原油価格の値上がりによって、シェールガス・オイルの生産が伸び、2018年はアメリカがエネルギー資源の純輸出国になる可能性もあります。

債務を見てみますと、民間セクターの債務は伸びていますが、問題のない水準。個人の債務では、住宅ローンは同様に伸びてはいるけれど問題のない水準、自動車ローンはこれ以上は増やせない状況、クレジットカードローンや学生ローンは急上昇はしていて、これは時間をおいて問題になる可能性がありそうです。住宅価格は高騰していますが、バブルが懸念されるのは一部地域に限られます。

 

★金融政策

2017年は順調に4回の利上げをこなし、2018年も3〜4回程度の利上げが予想されています。これはとりあえずはこなすと思います。2月にFRBのイエレン氏が退任するため、その後のかじ取りがどのようになるのか注意してみておきたいところです。政策の方向自体には変化はないでしょうが、市場との対話力に違いが出る可能性があります。また、FOMCメンバーが数人変更になります。よりタカ派なメンバーになるとみられ、このことが金融政策にどのような影響を与えるのかも注目です。

 

★トレードアイデア

・EUR/USD L

・USD/AUD S

・USD/RUB S

アメリカドル自体の動きはそれほど大きくはならないかと思っていますが、下落することを想定したポジションで。新興国通貨や資源・資源を見てバランスよくポジションを取りたいところです。

 

 

| 為替予想 2018前 | 13:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
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