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イギリスポンド(GBP) 為替予想2018後半

イギリスポンド(GBP) 為替予想2018後半

 

★総評【やや弱い】

足下で弱い動きなっているイギリスポンドは、この動きが続くと予想します。もともと主要国の中ではファンダメンタルズが弱いイギリスで、値動きを見ても上値が重い傾向となっているため、今が売り時なのではないでしょうか。ただし、中期的なファンダメンタルズは回復基調を見せていて、下落幅は限定的なものとみています。どちらにせよ、大幅に上昇するという可能性が低い通貨のため、売り目線で気楽に考えていきたいところです。

今年の値動きは、年初から4月までは上昇、そこから直近まで間に全ての上昇をはき出すという、きれいな往って来い相場となっています。実はこれはそのままシカゴ投機筋の動きと重なっていまして、4月までは買いポジションが増加(たぶん利上げ期待から)、その後買いポジションが減少すると共にポンドも下落しています。現在の投機筋ポジションはネットでスクエアに近い水準のため、ここから相場を牽引する力があるのかは微妙ですが、常に警戒をしていきたいものです。

 

 

★経済状況

イギリス経済は好調をキープしています。経済成長率は鈍化傾向ですが、失業率が1970年代以来の水準となっていて、完全雇用を達成していると考えられます。ここから、経済を発展させる材料が乏しいのが、イギリスの弱点でもあるのですが、とりあえずは安定していると言って良いと思います。

貿易統計を見てみますと、貿易収支・経常収支は新興国を含めましても、最悪クラスのは赤字が続いていますが、通貨が下落したため、昨年辺りから、回復傾向を示していました。しかし、直近の値がまた大きく悪化しているため注意が必要です。この悪化の原因は、正直あまりよく分かりませんでした、そのため、もう少し様子を見たいところです。

債権は、個人・民間共に問題ない水準です。住宅価格は、ロンドンでバブルの気配がありましたが、現在は頭打ちと見られます。主に中国からとみられる海外からの投資が活発でしたが、これも減少したのかもしれません。

 

 

★金融政策

イギリスの経済政策は緩和的なものになっています。好調な経済と一時は3%を超えていたインフレ率を考慮しますと、利上げしても良い思われますが、中央銀行があまり積極的ではないようです。今後の政策金利については、中央銀行内でも意見が割れているようなので、もう少し様子を見たいところとなります。

 

 

★トレードアイデア

・GBP/JPY S

・EUR/GBP L

 

ポンドは、主要4通貨の中では最も下落目線で見ていく通貨で、そのまま主要通貨間のペアでの取引がよいのではないでしょうか。今すぐ売るなら日本円とのペアで、もう少し先でしたらユーロとのペアがリスクが低いと思われます。中長期的に見ても上昇する理由が弱いため、気長に保有する気持ちでよいでしょう。

 

 

 

| 為替予想 2018後 | 07:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
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