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ノルウェークローネ(NOK) 為替予想2018後半

ノルウェークローネ 為替予想2018後半

 

★総評 【やや強い】

ノルウェークローネは、上昇予想とします。ファンダメンタルズが改善されたため、徐々に値を上げていく展開を予想していますが、コツコツドカンといった感じでの下落の可能性もあり、迷うところです。

ノルウェークローネは2016年のエネルギー資源価格の下落に伴って大きく値を下げ、現在はそこからの回復局面にあります。足下の動きは、ヨーロッパ通貨が全体的に弱い局面にある中では、比較的下落幅が小さいですが、下落基調となっています。最近のリスクオフ局面では、他のヨーロッパ通貨や新興国通貨とは別のタイミングで上下しているイメージがあり、ちょっと要領を得ない動きとなっています。

国債格付けが高い先進資源国で、オセアニア通貨やカナダドルと似たようなイメージの通貨です。貿易に占めるエネルギー資源(天然ガス・原油)の割合が非常に高いというのが特徴になっています。そのため、エネルギー資源価格次第でいかようにも価格が上下することがあり注意する必要があります。

 

 

★経済状況

直近のエネルギー資源価格の高騰を受け、ノルウェー経済は底堅い動きです。経済成長率は弱いながらもプラスを維持、失業率は3%台で下落が続いています。

貿易指標を見ても、貿易収支・経常収支共に黒字で、黒字幅を徐々に拡大させております。リーマンショック後、最も低調だった2016序盤には、マイナス成長・貿易赤字・失業率4.5%超だったので、そこからの堅調な回復が見てとれます。エネルギー資源の輸出国で、以前は天然ガスが主な輸出品だったのですが、ガス田の閉田と直近の原油高によって、原油の輸出が天然ガスの輸出額を超えたようです。

ノルウェー経済の懸念材料は、民間債務の大きさです。個人を含めた債務水準が世界最悪クラスまで達していて、これがノルウェー経済を支えている部分が大きいのですが、今後、世界的に金利が上がる局面で不良債権化の恐れがあり、注意が必要になってきます。また、首都のオスロを中心に住宅バブルが発生しているため、こちらも先行きが懸念されます。

 

 

★金融政策

現在の政策金利は0.5%で事実上の0金利ですが、インフレ率が2%を超え、国内経済が堅調であることから、利上げが検討されています。中央銀行の声明では、8月か9月に行う公算が高いようです。

 

 

★トレードアイデア

・USD/NOK S

・GBP/NOK S

 

通貨ペアもタイミングも難しいトレードになりそうです。米国ドルが下落基調になったときに威力を発揮するようなポジションが理想ですが、あまりイメージが湧きません。上昇目線で見ることが出来る数少ない通貨のため、ポジションを取りたいところですが、実際のトレードは厳しいものになるような気がします。

 

 

 

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