KAWASE BIIKI

ロシアルーブル(RUB) 為替予想2018後半

ロシアルーブル(RUB) 為替予想 2018後半

 

★総評【中立】

ロシアルーブルは、判断が難しいですが、上昇も下落も可能性があると思います。原油価格が上昇しているため、もう少し上昇しても良いと予想していたのですが、足下で対主要通貨で弱い動き見せているため、中立予想としました。外国からの資金の流入出で動きやすい通貨です。より長期的に見た場合は、上昇を予想します。

ロシアルーブルもノルウェークローネなど他のエネルギー資源国通貨と同じく、2016年に大きく下落して、現在は回復局面にあたります。原油価格上昇の恩恵を受け、ファンダメンタルズは急回復、この状況でしたら、基本的には大きな下落は心配しなくて良いでしょう。当然、原油価格次第な部分は大きく、値動きには細心の注意を払いたいところです。

その原油価格ですが、昨年からの上昇が続き、一時はWTIが1バレル=72ドルを超える水準まで上昇しましたが、現在は65ドル前後で推移しています。足下では需給が拮抗、米国シェール企業の増産が遅れている感じでしたが、最近になり増産の話題も増えてきました。OPECで増産の話題が出ていますが、生産が減少中のイラン・ベネズエラの減産分を埋めるだけになるのか、OPEC全体での生産量を増やすことになるのかは、意見が分かれている模様。実際に増産を行うのはサウジアラビアになりそうですが、生産余力は数十年前に比べるとだいぶ落ちているはずです。原油価格への影響が大きい投機筋のポジションですが、このところは減少中となっています。

 

 

★経済状況

2016年の最悪期は脱したようですが、足下の経済成長率がマイナスとロシア経済は厳しい環境が続いています。しかし、失業率は過去最低水準で、全くの不況というわけではなく、一時15%を超えていたインフレ率が、2%台で落ち着いているのも、良いことだと思われます。

貿易統計は、貿易収支・経常収支共に黒字、原油価格低迷時にも貿易収支の黒字を維持できたということが、ロシアの強みです。最近の値でも、原油価格の上昇は織り込めていないとみられ、この先貿易指標はさらに改善するでしょう。米国政府によるアルミ製品などへの経済制裁の影響が気になるところですが、規模を考えると大きな影響は出ないとみています。

債務水準については、規模的には問題が無いのですが、民間債務で対外債務の割合が高いことが問題になります。現状の金融市場を鑑みますと、投資資金が引き上げる動きが強まることが心配されます。

 

 

★金融政策

現在の政策金利は7.25%とかなりの緊縮的な政策金利となっています。現状もロシア中央銀行は利下げを行っていますが、インフレ率が2%台で安定しているため、ここからさらに利下げを行うことになりそうです。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

長期的には買いで持ちたい通貨ですが、現状はじっと我慢です。投資資金が主要国へ流れているような相場環境では、上昇するのが厳しく、相場の雰囲気が変化するまで待つ必要があります。その後、米国ドルが下落するよう出れば、米国ドルとのペアでポジションを取るのが最適かと思われます。

 

 

 

| 為替予想 2018後 | 09:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
<< ノルウェークローネ(NOK) 為替予想2018後半 | main | ポーランドズロチ(PLN) 為替予想2018後半 >>









http://kawase-biiki.com/trackback/952
■ LATEST ENTRIES
■ CATEGORIES
■ ARCHIVES
■ SEARCH
■ LINKS
■ PROFILE