KAWASE BIIKI

カナダドル(CAD) 為替予想2018後半

カナダドル(CAD) 為替予想2018後半

 

★総評【弱い】

カナダドルは、大幅な下落を予想します。直近で大きな変化もなく、ファンダメンタルズの弱さから、淡々と価格を切り下げることになりそうです。リーマンショック後に、外国からの資金流入が大きかったこともあり、米国に資金が流れやすい相場環境では、資金の流出が大きくなると考えています。

金融政策の緊縮化、資源価格の高騰、投機筋売りポジションの巻き戻しと、上昇するため材料は揃っているのですが、カナダのファンダメンタルズを改善させる効果は小さく、カナダドルの中長期での下落は続くことになりそうです。

アメリカとの貿易摩擦に関しては影響はそれ程ではないと見ていますが、一応警戒は必要と考えています。

 

 

★経済状況

カナダ経済はひとまず堅調です。経済成長率はギリギリプラスを維持という水準ですが、失業率がリーマンショック後の最低水準まで下落しているなど、底堅さがみられます。小売りの指標などに弱い動きもありますが、すぐに何かあるわけでは無さそうです。

貿易指標を見てみると、貿易収支・経常収支がともに大きな赤字と、状況はよくありません。米国への工業製品の輸出は好調のようですが、国内の消費の伸びが大きく、赤字幅が膨らんでいるようです。エネルギー資源価格の上昇はまだ折り込めていないため、改善は見込めそうです。

カナダ経済で特徴的なのは、大きな個人・民間の債務残高です。個人債務は住宅価格が下落に転じたため、残高が頭打ちとなっていますが、民間の債務はいまだに残高を伸ばしています。これから金利が上昇していく局面で、この巨額の債務が経済・金融に問題を引き起こすことになりそうです。

 

 

★金融政策

年後半に利上げが予定されています。現在の政策金利は1.25%。インフレ率が2%前後なので、数回程度の利上げは可能だと思われます。ただ上記のように、債務が大きく積み上がっているため、利上げ後の経済の変化に注意が必要でしょう。

 

 

★トレードアイデア

・CAD/JPY S

・EUR/CAD L

 

下目線で見ていく通貨で、時期も今が悪くないタイミングと考えています。通貨ペアとしては対日本円・対ユーロあたりが無難でしょうか。短期的に上昇するようなことがあっても、中長期での下落目線はしばらく変える必要は無さそうです。

 

 

 

| 為替予想 2018後 | 09:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
<< アメリカドル(USD) 為替予想2018後半 | main | メキシコペソ(MXN) 為替予想2018後半 >>









http://kawase-biiki.com/trackback/957
■ LATEST ENTRIES
■ CATEGORIES
■ ARCHIVES
■ SEARCH
■ LINKS
■ PROFILE