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メキシコペソ(MXN) 為替予想2018後半

メキシコペソ)(MXN) 為替予想2018後半

 

★総評【やや弱い】

上半期は、大きく下落したメキシコペソですが、もうしばらくはこの下落が続くと予想します。ファンダメンタルズは悪くなく、改善傾向を示していますが、相場の地合がメキシコペソに向いていません。主要国の金融政策の緊縮化から、投資資金が米国に向かいやすい環境にあるため、米国からの投資が大きなウエイトを占めるメキシコにとっては、資金が引き揚げられやすい状態にあります。

米国の隣国で、経済的な依存度も高いため、米国ドルが上昇する局面での下落幅が多きな通貨になります。それでも、この上半期の下落は、メキシコ経済の現状から見て、やや下落しすぎの感はあります。ただ、上昇理由があまりないというのも事実で、メキシコペソの上昇は厳しそうです。年々工業生産が増えていて、工業国としての色彩を強めていますが、工業的な優位性が対アメリカにしか無いことが、この国の弱点な気がします。

大統領選挙や米国との貿易摩擦など、不確定要素が多いことも、メキシコペソにとってのマイナス材料になりそうです。

 

 

★経済状況

メキシコ経済はまずまずの状況です。経済成長率は+1%程度、失業率は3%前後で低下傾向を示しています。低成長、低失業率は世界的トレンドですが、新興国で1%の経済成長率はやや寂しい感じがします。

貿易指標を見ますと、貿易収支はほぼ拮抗水準、2016年頃には大きめな赤字があったのですが、為替が下落したことで、改善されたようです。経常収支はまだ赤字が残っています。メキシコは産油国であり、原油輸出国ではあるのですが、産油量は年々減少しています。直近の原油価格の高騰も、メキシコの経済や貿易に与える影響は少ないものとみられます。

債務水準は、特に問題ない水準です。民間債務・対外債務水準が、長期で見て増加傾向にあることは、やや気がかりといったところでしょうか。

 

 

★金融政策

現在の政策金利は7.75%と緊縮的な水準、インフレ率が下落傾向なため、今後利下げしても良いと思われますが、中央銀行としては、より緊縮的な方向性を嗜好しているようです。中央銀行としては、通貨防衛の意思はありそうです。

 

 

★トレードアイデア

・USD/MXN L

 

下落を予想していますが、すでに下落しているため、下落幅はそれ程大きくなることないと思われます。不確定要素が多く、タイミングも難しいため、あまりポジションを取りたくないというのが、正直な印象です。米国ドルの上昇が続くような場合に、売りで持ちたい通貨ではあります。

 

 

| 為替予想 2018後 | 08:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
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