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ブラジルレアル(BRL) 為替予想2018後半

ブラジルレアル(BRL) 為替予想2018後半

 

★総評 【中立】

上半期大きく下落したブラジルレアルですが、ここからは、それ程大きくは下落しないかなとみています。もちろん足下では下落基調は続いているため、一度底値を確かめたいところ、上昇するのはもう少し先でしょうか。

2016年以降、ファンダメンタルズが大きく回復し、他の新興国資源国通貨と比較しても、良好な投資対象とみられます。ただ、米国経済への依存が高いため、米国ドルが高騰したり、米国へ資金が回帰している環境では、どうしても弱い値動きになりがちです。現在の相場環境はブラジルレアルにとっては厳しいものです。それでも、米国ドルが頭打ちになるようですと、上値の余地は残っているのではないでしょうか。もちろん産業構造が天然資源に依存している割合が高いため、そのあたりの価格変動リスクは考慮する必要はあります。

正直、現在のような、いつリスクオフが強まるか分からない相場環境でなければ、もう少し強気に予想しても良い通貨だと思っています。

 

 

★経済状況

ブラジル経済は回復局面ではあるのですが、弱い部分が残っている状態です。経済成長は小幅なプラス、失業率は12%台と高めな水準になっています。以前は二桁に乗せることもあったインフレ率が2%台で落ち着いてきています。

貿易指標は、貿易収支が黒字。経常収支は基調は赤字も、単季で黒字の月が出始めています。海外への利払いが多いブラジルで、経常黒字が出てきたということは、良い兆候と思われます。主要輸出品である、資源価格は鉱物資源は堅調も、食品資源価格は軟調な値動きとなっています。

債務関連では、政府債務残高はやや高めな水準も、民間・個人の債務水準は問題ありません。債務水準が2016年以降減少しているというのは、他の国にはあまり見られない現象です。

 

 

★金融政策

政策金利は下落局面も、6.5%と緊縮的な水準を維持しています。インフレ率が2.8%程度のため、利下げさせることは可能と考えられます。中央銀行の姿勢が分からないため、なんともいえませんが、為替が下落傾向にあるため、その辺りとの兼ね合いが難しいかもしれません。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

基本的には、米国ドルが、下落傾向を示したときに、買いポジションを持ちたい通貨のため、今のタイミングではないと考えています。新興国通貨市場がクラッシュして場合などには、買いやすくなりそうです。

 

 

 

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