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中国人民元(CNY) 為替予想2019前半

中国人民元(CNY) 為替予想2019前半

 

★総評 【中立】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜  + 5%

 

注目の中国人民元ですが、動きが少ない展開になると予想します。現在の為替は適正水準付近。経済が低迷する雰囲気や、金融政策が緩和的な方向に動くなど不安要素はありますが、ここにきて貿易と生産が回復してきたため、現水準でしたら下落させる必要はないと考えています。より長期でみた場合では、下落方向の予想になります.

 

 

★経済状況

中国経済は6%台の経済成長が継続とまずまずの状況のようです。消費の伸びが鈍化していますが、まだ経済を支える力はありそうです。

貿易指標については、2018年前半は輸入が増えたことで、一時経常赤字に落ち込みましたが、直近は黒字に回復しています。輸出量が増えているため、米中貿易問題からの駆け込み輸出と見る向きもあります。しかし、数字を見る限り輸出の増加は一時的なものではなさそうです。ヨーロッパとの貿易が増えているので、昨年辺りに開通した「一帯一路」構想の中欧間の物流列車が本格稼働し始めたのだと思われます。貿易額自体も拡大中で、中国の貿易についてはイメージほど悪くはないようです。

中国で問題になるのは、債務についてでしょう。企業債務の増加がほぼ限界に到達、資金繰りの悪化から倒産している企業が増えているようです。この傾向は今後も続くことが予想されます。また、個人の債務水準が急上昇しています。住宅価格の値上がりが続いているため、個人の消費に使用できる資金が減少することが懸念されます。現状はまだそれ程気にする水準ではありませんが、この急上昇は後々問題になりそうです。

同様に、ここ数年で対外債務水準も急上昇しています。何年か後の話ですが、中国経済が債務に押しつぶされないか心配になります。

 

 

★金融政策

中国人民銀行は、緩和的な金融政策を推し進めています。銀行の預金準備率の引き下げや民間債務の買い取りなどを行い債務に苦しむ民間企業に資金が流れるようにしているようです。これらの政策は足下の景気に効果があったように見えます。

今後も緩和的な政策は拡大されることが予想されていて、ついに政策金利の引き下げも行われるのではないかと噂されています。そうなりますと人民元の水準にも影響を与えることになりそうです。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

今すぐにポジションを取るべき通貨ではないと考えています。ゆっくりと経済状況を分析していきたいところです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 11:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
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