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ロシアルーブル(RUB) 為替予想2019前半

ロシアルーブル 為替予想2019前半

 

★総評【中立】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜  + 5%

 

ロシアルーブルは中立予想とします。ファンダメンタルズは良好なのですが、さすがに原油価格の推移を見ると強気にはなれずません。ロシアの対外債務水準は高めのため、相場全体がリスクオフ環境になった場合には、大きく下落する可能性もあり、注意が必要になります。

 

 

★経済状況

2018年前半は原油価格が上昇したこともあってか、ロシアの経済は堅調に推移しています。低成長ながら、失業率が低めで安定しいるというのは先進国のトレンドと酷似しています。足下でインフレ率が上昇していることがやや気がかりでしょうか。消費の伸びは芳しくない水準です。

貿易指標は改善傾向をしめしています。貿易収支・経常収支共に大きな黒字、直近の値は2015年以降では最大の黒字幅です。しかし、これらの値は当然足下の原油価格の下落を反映していないため、今後は値が悪化することが予想されます。またロシアは2018年後半は原油生産量を増やしていたのですが、OPECとの協調減産が決まっているため、生産量の削減が貿易指標に影響を与えることになりそうです。

債務については、民間・個人共に低水準。先進国・新興国合わせても低い水準です。以前は大きく問題になっていた、対外債務の水準もここ数年で大幅に改善させていて、ロシアの努力が見られます。

 

原油価格の動向ですが、今回の下落の原因は「供給過剰」と「大口投機筋のポジション解消」が重なった結果とみています。ポジションの解消の方は、もうすぐ終わるかなと思われますが、供給過剰は米国シェールオイルの生産が急拡大しているため解消に時間が掛かりそうです。

 

 

★金融政策

資金の流出とインフレ率の拡大を防ぐためか、ロシア中銀はかなりの緊縮的な金融政策を実行しています。インフレ率が3%台に対して、政策金利は7.75%で、2018年に入り2回利上げしていることからも、中央銀行の姿勢がわかります。

ロシア経済の現状を見る限り、そこまで利上げの必要はないと思いますが、貿易収支の悪化からインフレ率が急上昇するようですと、さらなる利上げの可能性も否定は出来ません。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

とりあえず、目先の原油価格の動向を確認したいところです。原油価格が落ち着いた辺りで、割安水準でしたら「買い」でみてみたい通貨ではあります。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 21:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
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