為替予想2019年前半 まとめ
【為替予想2019年 前半】
半年〜1年程度の期間の為替予想です。
★大きく上昇 | ・なし | ||
★上昇 | ・日本円 | ・ユーロ | |
★中立 | ・オーストラリアドル | △中国人民元 | ▼ノルウェークローネ |
▼ロシアルーブル | ・ポーランドズロチ | △カナダドル | |
・ブラジルレアル | |||
★下落 | ・イギリスポンド | ・トルコリラ | ・南アフリカランド |
▼アメリカドル | ・メキシコペソ | ||
★大きく下落 | ・ニュージーランドドル |
・大きく上昇 | 半年〜1年で、実質実効為替レートが +15% 〜 |
・上昇 | 半年〜1年で、実質実効為替レートが +5% 〜 +15% |
・中立 | 半年〜1年で、実質実効為替レートが - 5% 〜 + 5% |
・下落 | 半年〜1年で、実質実効為替レートが - 5% 〜 - 15% |
・大きく下落 | 半年〜1年で、実質実効為替レートが -15% 〜 |
(△)は、前回の予想と比べ、予想を改善させた通貨。
(▼)は、前回の予想に比べ、予想を悪化させた通貨。
★想定環境
・世界経済は続伸継続も、主要国を中心に株価が軟調に推移。
・原油価格WTI1バレル=40〜50ドル。
・その他資源価格は大きくは動かず、貴金属がやや高騰。
・利上げを予定していた中央銀行が、利上げ予定を中止する。
(米国FRBの利上げは1回)
・米国FRBのバランスシート縮小は継続。
・米国国債のイールドカーブはフラット化が進む。逆イールドになるかは微妙。
・不動産市場は下落傾向を強める。
前回2018年9月の予想と比較しますと、産油国通貨を下落方向に修正した他は変化の少ない予想です。カナダドルは上昇修正していますが、もう一段階下評価でも良かった気がします。
とりあえずの予想のテーマは「世界的な金融政策の方向性の転換」でした。
最近まで金融政策といえば、緊縮化が主な議題っだったのですが、ここに来て金融政策が緩和的に動きそうな雰囲気。米国FRBの利上げ予想回が減少したほか、利上げを準備していた各中央銀行が、そうした動きを取り止め利下げの準備を始めました。
世界経済の減速感も強まってきていて、為替市場はややリスクオフの傾向が強まると見ています。そうなったらユーロや日本円は上昇しやすいかなぁ・・・。というのが予想のメインシナリオとなっています。
★トレードアイデア
・NZD/JPY S
・EUR/USD L
・EUR/GBP L
全体的に、新興国よりも主要国の方が動きが読みやすいとみています。オセアニア通貨は金融政策や国内経済を見ながら「売り」で、ユーロドルはとりあえず長期目線での保有、イギリスポンドや新興国通貨は一度上昇した後、モグラたたき感覚で上から叩くというイメージです。日本円とユーロの使い分けは適宜。「売る」方の通貨はもう少しバラエティに富ませて良いと思います。
本年もブログおよびtwitterをご覧くださり、誠にありがとうございました。
それでは良いお年を。