KAWASE BIIKI

カナダドル(CAD)  為替予想2019前半

カナダドル 為替予想2018前よ

 

★総評 【中立】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜  + 5%

 

カナダドルは中立と言いますか、予想が難しい状態である思っています。現在水準は足下で下落している分も考慮するとほぼ適切、ファンダメンタルズの方向性もやや悪化方向も、中期で改善していただけにどうなるか判断が付きかねます。上昇する可能性は少ないとみていて、徐々に下落するか、現状維持水準ぐらいが妥当と考えています。

 

 

★経済状況

カナダ経済はしっかりとした状況。経済成長率は1%台、失業率は20年来の低さまで下落しています。2018年年央に一時3%まで上昇したインフレ率は足下では低下中、直近で個人消費が伸び悩んでいることが不安材料になります。

貿易指標は、貿易収支は小幅赤字、経常収支は赤字になっています。赤字幅は直近少し拡大しています。原油の輸出国であるため、この辺りの価格変動が2019年の指標には影響が出てくると考えられます。貿易量自体は輸出・輸入共に大きくなっています。

債務水準を見ますと、民間企業も個人も高い水準を維持、リスクが高い状態です。住宅価格の下落が始まったことも含め、オーストラリアの状況と酷似しています。対外債務は水準が高いことと金額がさらに伸びていることが問題になりそうです。

 

 

★金融政策

カナダ中銀は2017年から5回利上げを行っています。現在の値は1.75%となっていて、中立的な水準と思われます。信用の伸びとインフレ率の高騰を危惧しているようで、2019年以降も井揚を予定しています。足下でインフレ率が落ち着いてきたため、今後の方向性に変化が見られる可能性は高そうです。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

将来的には下落目線で、短期的にそれ程下落する可能性はないと思っているのですが、落ち始めたらついて行った方が吉なのかもしれません。難しいところです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 08:13 | comments(0) | trackbacks(0) |

アメリカドル(USD) 為替予想2019前半

アメリカドル(USD) 為替予想2019前半

 

★総評【弱い】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜   - 15%

 

2018年は粘り強い動きを見せたアメリカドルは下落を予想します。現水準の割高感が強い中で、ファンダメンタルズの悪化、IMM通貨先物ポジションなど、下落させるための外堀は埋まった感があります。そうした相場環境の中で、利上げ期待が剥落すれば、一気に下落幅が拡大するおそれもあるとみています。

それでも、相場全体がリスクオフになった場合や、バランスシート縮小の動きから、新興国から米国への資金移動が続く場合は、現在水準での価格維持は可能性がありそうです。

 

 

★経済状況

米国経済はものすごく好調です。3%台の経済成長は先進国の中では高い水準、完全雇用の実現、2%程度の安定したインフレ率、最高益を更新する企業業績と世界中がうらやむ数字が並びます。

そんな中で心配されるのは、貿易指標の悪化です。貿易収支・経常収支共に赤字で赤字幅は拡大しています。好景気から消費が伸びたことで、直近の輸入が急上昇し、貿易収支の悪化の要因となったと考えられます。また金利が上昇したことで、利払いが増加していることも考えられます。

債務水準は金融機関の債務は問題ないのですが、企業債務のうち低格付けの債務残高が問題となっています。金利が上昇する局面でデフォルトが増える可能性が高まっています。また個人の債務は高水準、自動車ローンや消費者クレジットはこれ以上増やせない水準まで増加していると思われます。

 

 

★金融政策

米国FRBの2018年の金融政策は、4回の利上げとバランスシートの縮小(縮小幅の拡大が4回)という緊縮的なものとなりました。2019年も2回から4回程度の利上げが予想されていたのですが、足下で株価が急落していることで、こうした予想を見直す動きが出てきているようです。場合によっては1度も利上げできない可能性も考慮する必要がありそうです。しかし、バランスシートの縮小は粛々と進めていく方針のようですので、他国と比較しますと、相対的に緊縮的な金融政策になることが予想されます。

 

 

★トレードアイデア

・EUR/USD L

 

基本的には売りで見ていきたい通貨です。相手はユーロか日本円でしょう。上昇予想の通貨が少ないため、選択肢は少なくなります。株価が大きく動いているため、年初の動きがやや急になる可能性もあり注意したいところです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 08:10 | comments(0) | trackbacks(0) |

南アフリカランド(ZAR) 為替予想2019前半

南アフリカランド(ZAR) 為替予想2019前半

 

★総評 【下落】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜   - 15%

 

2018年もわりと大きめに上下に動いた南アフリカランドですが下落を予想します。ファンダメンタルズが極端に悪いわけではないのですが、相場環境がリスクオフに傾いている状況のため、主要国の金融政策が緊縮化していることも考慮しますと、経常赤字国で、対外債務水準が高い南アフリカは、相対的に不利な状況になると推測されます。

積極的に「売る」ほど悪い通貨ではないと思うのですが、「買い」で持つにはさすがにリスクが高い状況と思われます。

 

 

★経済状況

南アフリカの経済は微妙な状況です。安定した低成長と極端に高い失業率は相変わらず。ここ数年安定していたインフレ率が、足下で上昇してきていること懸念材料でしょうか。

貿易指標は貿易収支・経常収支共に赤字です。貿易収支は一時黒字化した時期もあったのですが、ここに来て数値が悪化しています。パラジウムの価格が高騰していることが輸出額増加に貢献も、採掘量が大きいプラチナの価格が低迷していることが、貿易指標の悪化の要因と考えられます。また輸入側は原油への依存が大きいため、原油価格が下落することで値が改善する可能性が高くなります。

債務については、民間・個人とも問題のない水準で推移しています。ただ対外債務水準が高いため、資金流出という点から見てリスクが高くなりそうです。

 

 

★金融政策

南アフリカの金融政策は元来緊縮的ですが、現在もその緊縮的な金融政策が敷かれています。2018年は年初に一度利下げしたあと、年後半に利上げしたため、政策金利は昨年末と同様6.75%となっています。これはインフレ率の変化に呼応した動きです。

足下でインフレ率がやや急ピッチで上昇しているため、今後も利上げを行う可能性が高くなると考えられます。

 

 

★トレードアイデア

・ZAR/JPY S

・EUR/ZAR L

 

とりあえずは「売り」で見ていく通貨だと思います。すぐ売りたいならクロス日本円で、少し待ってからならユーロクロスがおすすめです。ご存じ通り急に動くことがある通貨ペアになりますので、取り扱いには十分注意しましょう。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 21:35 | comments(0) | trackbacks(0) |

トルコリラ(TRY) 為替予想2019前半

トルコリラ(TRY) 為替予想2019前半

 

★総評【下落】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜   - 15%

 

為替界の問題児トルコリラは多少の下落を予想します。2018年8月に大きく下落し、現在はその水準からの回復局面になります。一旦下落したこともあり、水準感はだいぶ良くなったと思いますが「買い」で持つ程では無さそうで、「売り」といいますか様子見したい状況です。

相場全体の雰囲気に敏感な通貨のため、方向感が大きく変化している現在のような局面は、トルコリラを取引するのにはあまり向いていない環境なのではないかと考えております。短期的なリスクオフや、流動性が低い状態になった場合に、急激に下落するおそれのある通貨のため、この環境で「買い」で持つのは絶対に止めておきましょう。

 

 

★経済状況

トルコの経済状況はあまりよくありません。消費の落ち込みからマイナスの経済成長になり、失業利率も10%以上の状況が続いています。為替下落の影響もあり、インフレ率が一時25%以上まで上昇、これは修正されるでしょうが、消費者にとって厳しい状態が続きそうです。

しかし、為替が下落したことの恩恵は貿易指標にあらわれています。貿易収支・経常収支共に大幅改善。貿易収支は小幅の赤字ですが、経常収支は黒字になっています。これは消費の低迷による輸入額の大幅減少が主な要因です。また、観光客数が大幅に伸びたことでサービス収支が改善したことが影響していると思われます。今後も資源価格下落の恩恵受けられるため、もう一段の収支の改善が見込めそうです。

トルコで心配されるのは、対外債務残高が大きいことです。外貨建ての部分も含まれるため、今回の通貨下落を受けても、残高は減ることはなかったようです。今後また資金流出が強まるようなことがあれば、再び通貨が下落する可能性は否定できないと思われます。

 

 

★金融政策

トルコ中銀は、通貨が大きく下落した後、高インフレに対抗するため政策金利を大幅に引き上げてます。現在の政策金利は24%でこれはかなり緊縮的な水準です。ここからはインフレ率が低下する段階のため、政策金利を引き下げたいところですが、現状維持がコンセンサスのようです。お金を借りす方からすると、多少厳しい水準と感じます。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

「売り」目線ですが、現状では取引不適通貨と考えています。経済指標などにもう少しはっきりとした方向感が出て欲しいところです。輸入が増加したり、インフレ率が再上昇する場合は、また急下落する可能性がありそうです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) |

ポーランドズロチ(PLN) 為替予想2019前半

ポーランドズロチ(PLN) 為替予想2019前半

 

★総評【中立】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜  + 5%

 

東欧通貨の代表格ポーランドズロチは中立予想。ファンダメンタルズの悪化が気になるところですが、そこまで問題になる大きさではなく、現行水準も妥当な水準であり、あまり動きのない展開になる可能性はあります。より長い期間の予想では、どちらかというと下落すると予想しています。

 

 

★経済状況

好調な東欧経済を反映して、ポーランドの成長はづづいています。経済成長率は5%台に達し、失業率も低下と今世界で一番好調な地域であると思われます。最低賃金が大幅に上昇していることもあり、個人消費も高い伸びを示しています。

しかし、好調な経済状況とは反対に貿易指標は悪化傾向です。貿易収支・経常収支は共に赤字になり数値も徐々に悪化しています。好調な個人消費が輸入を促すとともに、人件費の高騰が輸出の伸びを鈍化させている格好になっています。この状況はポーランドのより長期での成長には足枷になると可能性がありそうです。

債務については、家計債務は問題のない水準も、企業債務は高めの水準になっています。対外債務もやや高め水準です。それでも水準が上昇している新興国の中では健全な部類だと思われます。

 

 

★金融政策

ポーランドの金融政策は現状は中立的です。インフレ率も安定し債務水準も増えていないため、政策金利を変更するような必要性は感じません。経済が好調なため、外的な要因でインフレ率が増加した場合などには、利上げで対応する可能性はありそうです。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

短期的には特に動きの少ない通貨であると思われます。より長期で見た場合では下落目線なのですが、かなり先の話になりそうです。ただ東ヨーロッパ経済はここから変革期を迎える可能性が高く、周辺国の通貨を含め情報は出来るだけ多く集めておきたいところです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0) |

ロシアルーブル(RUB) 為替予想2019前半

ロシアルーブル 為替予想2019前半

 

★総評【中立】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜  + 5%

 

ロシアルーブルは中立予想とします。ファンダメンタルズは良好なのですが、さすがに原油価格の推移を見ると強気にはなれずません。ロシアの対外債務水準は高めのため、相場全体がリスクオフ環境になった場合には、大きく下落する可能性もあり、注意が必要になります。

 

 

★経済状況

2018年前半は原油価格が上昇したこともあってか、ロシアの経済は堅調に推移しています。低成長ながら、失業率が低めで安定しいるというのは先進国のトレンドと酷似しています。足下でインフレ率が上昇していることがやや気がかりでしょうか。消費の伸びは芳しくない水準です。

貿易指標は改善傾向をしめしています。貿易収支・経常収支共に大きな黒字、直近の値は2015年以降では最大の黒字幅です。しかし、これらの値は当然足下の原油価格の下落を反映していないため、今後は値が悪化することが予想されます。またロシアは2018年後半は原油生産量を増やしていたのですが、OPECとの協調減産が決まっているため、生産量の削減が貿易指標に影響を与えることになりそうです。

債務については、民間・個人共に低水準。先進国・新興国合わせても低い水準です。以前は大きく問題になっていた、対外債務の水準もここ数年で大幅に改善させていて、ロシアの努力が見られます。

 

原油価格の動向ですが、今回の下落の原因は「供給過剰」と「大口投機筋のポジション解消」が重なった結果とみています。ポジションの解消の方は、もうすぐ終わるかなと思われますが、供給過剰は米国シェールオイルの生産が急拡大しているため解消に時間が掛かりそうです。

 

 

★金融政策

資金の流出とインフレ率の拡大を防ぐためか、ロシア中銀はかなりの緊縮的な金融政策を実行しています。インフレ率が3%台に対して、政策金利は7.75%で、2018年に入り2回利上げしていることからも、中央銀行の姿勢がわかります。

ロシア経済の現状を見る限り、そこまで利上げの必要はないと思いますが、貿易収支の悪化からインフレ率が急上昇するようですと、さらなる利上げの可能性も否定は出来ません。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

とりあえず、目先の原油価格の動向を確認したいところです。原油価格が落ち着いた辺りで、割安水準でしたら「買い」でみてみたい通貨ではあります。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 21:31 | comments(0) | trackbacks(0) |

ノルウェークローネ(NOK) 為替予想2019前半

ノルウェークローネ(NOK)為替予想2019前半

 

★総評 【中立】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜  + 5%

 

北欧の資源国通貨ノルウェークローネは中立予想とします。エネルギー資源価格次第なところがあり、確率論的な予想になってしまいますが、ファンメンタルズは強く、基本的には底堅い動きになるのではないかと思われます。原油価格を弱気とみているほか、金融政策も中期的に見た場合、緩和的になるのではと予想しています。

 

 

★経済状況

ノルウェー経済は2016年のエネルギー価格下落からの回復局面にあります。4%の失業率、インフレ率3%台はノルウェーにしてはやや高めの水準となり、エネルギ−資源生産以外の産業の伸びは弱く、消費も滞っているようです。

貿易指標は貿易収支・経常収支とも黒字で、黒字幅は拡大傾向にあります。ただし、これは2018年前半の資源価格高騰を反映した数字であり、足下の原油価格下落は織り込まれていません。2019年前半の貿易指標は大幅に悪化するものと考えられます。

債務水準ですが、民間・個人共に債務水準が高い状況になっています。同じく先進資源国のオーストラリアやニュージーランドと似たようなイメージです。

 

 

★金融政策

インフレ率が上昇してきたこともあり、2018年に一度利上げ行っていて、2019年1−3月期にもう一度利上げをする予定となっています。ただ現在の経済状況を鑑みますと利上げが行えるかは微妙な状況で、仮に行えたとしても、その利上げが最後乗り上げとなる可能性が高そうです。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

買い目線で見たかったのですが、原油価格の下落が続きそうなため保留。経済状況自体も微妙なためしばらくは様子見したいことろです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 08:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
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