KAWASE BIIKI

ポーランドズロチ(PLN) 為替予想2019前半

ポーランドズロチ(PLN) 為替予想2019前半

 

★総評【中立】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜  + 5%

 

東欧通貨の代表格ポーランドズロチは中立予想。ファンダメンタルズの悪化が気になるところですが、そこまで問題になる大きさではなく、現行水準も妥当な水準であり、あまり動きのない展開になる可能性はあります。より長い期間の予想では、どちらかというと下落すると予想しています。

 

 

★経済状況

好調な東欧経済を反映して、ポーランドの成長はづづいています。経済成長率は5%台に達し、失業率も低下と今世界で一番好調な地域であると思われます。最低賃金が大幅に上昇していることもあり、個人消費も高い伸びを示しています。

しかし、好調な経済状況とは反対に貿易指標は悪化傾向です。貿易収支・経常収支は共に赤字になり数値も徐々に悪化しています。好調な個人消費が輸入を促すとともに、人件費の高騰が輸出の伸びを鈍化させている格好になっています。この状況はポーランドのより長期での成長には足枷になると可能性がありそうです。

債務については、家計債務は問題のない水準も、企業債務は高めの水準になっています。対外債務もやや高め水準です。それでも水準が上昇している新興国の中では健全な部類だと思われます。

 

 

★金融政策

ポーランドの金融政策は現状は中立的です。インフレ率も安定し債務水準も増えていないため、政策金利を変更するような必要性は感じません。経済が好調なため、外的な要因でインフレ率が増加した場合などには、利上げで対応する可能性はありそうです。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

短期的には特に動きの少ない通貨であると思われます。より長期で見た場合では下落目線なのですが、かなり先の話になりそうです。ただ東ヨーロッパ経済はここから変革期を迎える可能性が高く、周辺国の通貨を含め情報は出来るだけ多く集めておきたいところです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0) |

ロシアルーブル(RUB) 為替予想2019前半

ロシアルーブル 為替予想2019前半

 

★総評【中立】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜  + 5%

 

ロシアルーブルは中立予想とします。ファンダメンタルズは良好なのですが、さすがに原油価格の推移を見ると強気にはなれずません。ロシアの対外債務水準は高めのため、相場全体がリスクオフ環境になった場合には、大きく下落する可能性もあり、注意が必要になります。

 

 

★経済状況

2018年前半は原油価格が上昇したこともあってか、ロシアの経済は堅調に推移しています。低成長ながら、失業率が低めで安定しいるというのは先進国のトレンドと酷似しています。足下でインフレ率が上昇していることがやや気がかりでしょうか。消費の伸びは芳しくない水準です。

貿易指標は改善傾向をしめしています。貿易収支・経常収支共に大きな黒字、直近の値は2015年以降では最大の黒字幅です。しかし、これらの値は当然足下の原油価格の下落を反映していないため、今後は値が悪化することが予想されます。またロシアは2018年後半は原油生産量を増やしていたのですが、OPECとの協調減産が決まっているため、生産量の削減が貿易指標に影響を与えることになりそうです。

債務については、民間・個人共に低水準。先進国・新興国合わせても低い水準です。以前は大きく問題になっていた、対外債務の水準もここ数年で大幅に改善させていて、ロシアの努力が見られます。

 

原油価格の動向ですが、今回の下落の原因は「供給過剰」と「大口投機筋のポジション解消」が重なった結果とみています。ポジションの解消の方は、もうすぐ終わるかなと思われますが、供給過剰は米国シェールオイルの生産が急拡大しているため解消に時間が掛かりそうです。

 

 

★金融政策

資金の流出とインフレ率の拡大を防ぐためか、ロシア中銀はかなりの緊縮的な金融政策を実行しています。インフレ率が3%台に対して、政策金利は7.75%で、2018年に入り2回利上げしていることからも、中央銀行の姿勢がわかります。

ロシア経済の現状を見る限り、そこまで利上げの必要はないと思いますが、貿易収支の悪化からインフレ率が急上昇するようですと、さらなる利上げの可能性も否定は出来ません。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

とりあえず、目先の原油価格の動向を確認したいところです。原油価格が落ち着いた辺りで、割安水準でしたら「買い」でみてみたい通貨ではあります。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 21:31 | comments(0) | trackbacks(0) |

ノルウェークローネ(NOK) 為替予想2019前半

ノルウェークローネ(NOK)為替予想2019前半

 

★総評 【中立】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜  + 5%

 

北欧の資源国通貨ノルウェークローネは中立予想とします。エネルギー資源価格次第なところがあり、確率論的な予想になってしまいますが、ファンメンタルズは強く、基本的には底堅い動きになるのではないかと思われます。原油価格を弱気とみているほか、金融政策も中期的に見た場合、緩和的になるのではと予想しています。

 

 

★経済状況

ノルウェー経済は2016年のエネルギー価格下落からの回復局面にあります。4%の失業率、インフレ率3%台はノルウェーにしてはやや高めの水準となり、エネルギ−資源生産以外の産業の伸びは弱く、消費も滞っているようです。

貿易指標は貿易収支・経常収支とも黒字で、黒字幅は拡大傾向にあります。ただし、これは2018年前半の資源価格高騰を反映した数字であり、足下の原油価格下落は織り込まれていません。2019年前半の貿易指標は大幅に悪化するものと考えられます。

債務水準ですが、民間・個人共に債務水準が高い状況になっています。同じく先進資源国のオーストラリアやニュージーランドと似たようなイメージです。

 

 

★金融政策

インフレ率が上昇してきたこともあり、2018年に一度利上げ行っていて、2019年1−3月期にもう一度利上げをする予定となっています。ただ現在の経済状況を鑑みますと利上げが行えるかは微妙な状況で、仮に行えたとしても、その利上げが最後乗り上げとなる可能性が高そうです。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

買い目線で見たかったのですが、原油価格の下落が続きそうなため保留。経済状況自体も微妙なためしばらくは様子見したいことろです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 08:52 | comments(0) | trackbacks(0) |

イギリスポンド(GBP) 為替予想2019前半

イギリスポンド(GBP) 為替予想2019前半

 

★総評【下落】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜   - 15%

 

EU離脱問題で何かと騒がしい英国の通貨ポンドですが、下落を予想します。割高感もありますが、ここに来てファンダメンタルズが悪化、素直に売りと見て良いと思います。EU離脱も問題ですが、どちらかというと産業成長力・競争力が弱いというのが、この国の経済の弱点でしょう。

さらに、より長期的に見た場合で見ても下落予想は変わらずで、実際にEU離脱をした場合にはもう一段階予想を下げる必要があるとみています。

 

 

★経済状況

英国の経済状況は悪くはありません。1%台の経済成長と安定した失業率は順調な経済を予感させます。2018年初頭3%と先進国の中では高めの水準で推移していたインフレ率が、2%台まで下落したことが特徴的でしょうか。

貿易指標は悪化しています。2016年後半辺りには一時改善傾向があった貿易収支がここにきて赤字幅が拡大。当然経常収支の赤字幅も拡大しました。内容は精査できていませんが、直近の輸入額の増加が気になるところです。

債務水準は、民間・個人共に大きく変動はないのですが、全体的に高い水準です。ロンドンを中心に問題となっていた住宅価格の高騰は解消中。世界的に住宅バブルは収束しているように思えます。

 

 

★金融政策

イングランド銀行は2017年と2018年に一回づつ利上げを行っていますが、今後については一旦利上げを休止する見通しです。インフレ率も落ち着いていますし、現状の経済状況で利上げを急ぐ必要はないでしょう。

 

 

★トレードアイデア

・EUR/GBP L

 

積極的にポジションを採るべきか悩み所ですが、もし持つとしたら「売り」になります。相手はユーロが安全でしょうか。タイミングは正直よく分からないところ、ユーロ側のタイミングで見た方が入りやすいと思われます。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 08:49 | comments(0) | trackbacks(0) |

ユーロ(EUR) 為替予想2019前半

ユーロ(EUR) 為替予想2019前半

 

★総評【上昇】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  +5% 〜  +15%

 

2018年は弱めの動きになったユーロですが、2019年前半は強気予想とします。現行水準は割安、ファンダメンタルズに大きな変化はなく、上昇するきっかけ待ちの状況です。米国ドルが下落するような状況になれば上昇が期待できると思われます。

ユーロは2017に上昇を開始、ここ1年ほどは安定した動きが続きました。明確な上昇を始めるには時間がかかる可能性がありますが、そろそろ良い頃かなと思っていたりもします。

足下ではIMM通貨先物ポジションも売越しになるなど、上昇する環境は整ってきました。欧州内の政治状況などは注意する必要はありますが、大きく下落する可能性は低いため、じっくりと時間をかけてタイミングを計りたいところです。

 

 

★経済状況

ユーロ圏経済はプラス成長と失業率の低下は続いていますが、失業率の低下は鈍化中です。個人消費などを見てみましても、経済状況は極端に悪いわけではないけれど、良いとも言いにくいという状況なのだと思われます。貿易指標は貿易収支・経常収支とも黒字を維持しています。しかし、直近の値は悪化傾向を示していて、天然資源価格の上昇が影響を与えていると思われます。貿易量は対米・対中とも増加しています。

債務については、個人・民間・金融機関は全体的に見て問題なし、国債については個別には色々ありますが、うるさく騒ぐほどの問題はなく、対外債務の水準も考えても悪くない環境であると思われます。

 

 

★金融政策

2018年年末で債券買い入れプログラムが終了し、2015年から続いた量的緩和が終了しました。経済状況を考えると、今後利上げできるかは微妙なところで、出来なくはないけれど、少し時間をおく可能性はありそうです。現在の予定では10月頃を計画しているようですが、後ずれする可能性は高そうです。よってこの半年に関しましては、特に動きはないのではないかと思われます。先行きについての議論に耳を傾けたいところです。

 

 

★トレードアイデア

・EUR/NZD L

・EUR/USD L

 

基本的には「買い」で良いと思います。ただ現状でユーロの底値が確認できているわけではないので、ユーロの底を明確に確認できてからがベストのタイミングでしょう。相手は下落しそうなニュージーランドドル・米国ドル・イギリスポンド等、状況によっては南アフリカランドなどの新興国通貨を混ぜるのも一興となります。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 08:46 | comments(0) | trackbacks(0) |

中国人民元(CNY) 為替予想2019前半

中国人民元(CNY) 為替予想2019前半

 

★総評 【中立】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜  + 5%

 

注目の中国人民元ですが、動きが少ない展開になると予想します。現在の為替は適正水準付近。経済が低迷する雰囲気や、金融政策が緩和的な方向に動くなど不安要素はありますが、ここにきて貿易と生産が回復してきたため、現水準でしたら下落させる必要はないと考えています。より長期でみた場合では、下落方向の予想になります.

 

 

★経済状況

中国経済は6%台の経済成長が継続とまずまずの状況のようです。消費の伸びが鈍化していますが、まだ経済を支える力はありそうです。

貿易指標については、2018年前半は輸入が増えたことで、一時経常赤字に落ち込みましたが、直近は黒字に回復しています。輸出量が増えているため、米中貿易問題からの駆け込み輸出と見る向きもあります。しかし、数字を見る限り輸出の増加は一時的なものではなさそうです。ヨーロッパとの貿易が増えているので、昨年辺りに開通した「一帯一路」構想の中欧間の物流列車が本格稼働し始めたのだと思われます。貿易額自体も拡大中で、中国の貿易についてはイメージほど悪くはないようです。

中国で問題になるのは、債務についてでしょう。企業債務の増加がほぼ限界に到達、資金繰りの悪化から倒産している企業が増えているようです。この傾向は今後も続くことが予想されます。また、個人の債務水準が急上昇しています。住宅価格の値上がりが続いているため、個人の消費に使用できる資金が減少することが懸念されます。現状はまだそれ程気にする水準ではありませんが、この急上昇は後々問題になりそうです。

同様に、ここ数年で対外債務水準も急上昇しています。何年か後の話ですが、中国経済が債務に押しつぶされないか心配になります。

 

 

★金融政策

中国人民銀行は、緩和的な金融政策を推し進めています。銀行の預金準備率の引き下げや民間債務の買い取りなどを行い債務に苦しむ民間企業に資金が流れるようにしているようです。これらの政策は足下の景気に効果があったように見えます。

今後も緩和的な政策は拡大されることが予想されていて、ついに政策金利の引き下げも行われるのではないかと噂されています。そうなりますと人民元の水準にも影響を与えることになりそうです。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

今すぐにポジションを取るべき通貨ではないと考えています。ゆっくりと経済状況を分析していきたいところです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 11:46 | comments(0) | trackbacks(0) |

ニュージーランドドル(NZD) 為替予想2019前半

ニュージーランドドル(NZD) 為替予想前半

 

★総評【大きく下落】

半年〜1年で、実質実効為替レートが   -15% 以上の下落

 

2018年後半は上下に動いたニュージーランドドルですが、2019年前半は下落すると予想します。現状の為替水準が割高で、ファンダメンタルが悪化中、金融政策は緩和的な予想が増加、IMM先物ポジションも買越しに転じていて、売り材料が並ぶ状況になってしまっています。為替相場全体の状況にもよりますが、リスクオフ環境が強まった場合では下落幅は大きくなる可能性が高いと考えています。

ただし、ニュージーランドドル他の通貨の動きに左右されやすい側面もあるため、キャリートレードが増加したり、米国ドルが大きく下落するような局面では上昇する可能性も残っているため実際の取引の際には気をつけたいところです。

 

 

★経済状況

ニュージーランド経済は、足下好調を維持しています。安定した経済成長が続き、失業率も大幅に改善しています。小売り売上高の伸びがここにきて鈍化してきているため、消費の減少から景気悪化の可能性が心配されています。

貿易指標は悪化中。貿易収支・経常収支とも大きめな赤字で、赤字幅は拡大中です。直近2018年3Q期の経常赤字は金額ベースでは過去最悪水準、GDP比で見た場合では2007年の最悪期の7割弱程度の水準となっています。エネルギー資源輸入国であるため、最近の原油価格の下落は恩恵を受けると思われます。

心配される債務水準ですが、個人の債務はこれ以上は増やせない状態、住宅価格の下落とともにオーストラリアと似たような状況となっています。その他、対外債務水準が増加していることも懸念材料です。

 

 

★金融政策

インフレ率が2%に近い水準で推移しているため、利上げの期待もあったのですが、時が経つにつれ、利上げ期待は減少している状況です。先日オーストラリアニュージーランド銀行(民間銀行です)のレポートで、金融政策の予測を利下げ方向に引き下げたことが話題になり、ニュージーランドドルの水準にも影響を与えました。

ニュージーランド経済の先行きは不安定要素が大きく、債務水準を鑑みても、利下げはともかく、利上げは難しい環境でしょう。経済状況を見ながらの緩和的な動きというのが、堅実な予想である思われます。

 

 

★トレードアイデア

・NZD/JPY S

・EUR/NZD L

 

基本的には下落目線で良いと思います。相手も主要国通貨で手堅くいきたいところです。この予想が投稿される年末年始のような市場流動性が少ない時期に、下落幅が大きくなる可能性が高くなりそうです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 23:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
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