KAWASE BIIKI

オーストラリアドル(AUD) 為替予想2019前半

オーストラリアドル(AUD)為替予想2019前半

 

★総評 【中立】 

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜  + 5%

 

オーストラリアドルは予想が難しい状況、とりあえずの中立予想ですが上下大きく動く可能性があります。ファンダメンタルズは改善も、経済状況は先行き不安、金融政策もやや緩和的に動く可能性があり、強い予想は出来ませんでした。資源価格の動向は強気材料も、中国経済の先行きや、オーストラリア経済自体が弱気材料となっています。

現状水準から20%以上の下落をしたような場合では「買い」で良いと思われますが、現状ではあまり手を出したくないというのが本音であります。

 

 

★経済状況

オーストラリア経済は、足下好調、安定した経済成長と改善された失業率、2%前後のインフレ率といかにも好景気感がある数値になっています。資源価格(主に石炭や鉄鉱石・天然ガス)がやや上昇したため、貿易指標が改善、貿易収支はソコソコの規模の黒字、経常収支は赤字も値は改善しています。

オーストラリア経済で問題になるのは債務水準です。民間・個人ともに債務がほぼ限界まで積み上がっていて、債券市場の動向によっては、景気自体に大きな影響を与えそうです。

さらに、ついに下落が始まった住宅価格もオーストラリア経済のアキレス腱になる可能性があります。オーストラリアの個人消費は、住宅価格の上昇に伴う個人債務の増加が支えていた面があり、住宅価格が下落することにより、個人消費の落ち込みが懸念されます。元々オーストラリアの個人貯蓄率が低いため、借り入れが増やせない状況では、消費額は増加できなくなると思われます。

 

 

★金融政策

インフレ率が2%に近づいたため、利上げも検討されましたが、現状ではそうした期待はなくなっています。オーストラリア中銀が、民間・個人の債務水準を気にしている素振りがあり、金融政策が緊縮的に動く可能性は低いと思われます。次の金融政策の変更が利上げになるのか利下げになるのかは、意見が分かれるところでありますし、オーストラリアドルの行方も左右することになりそうです。

 

 

★トレードアイデア

・特になし

 

現状ではポジションを持つ必要を感じません。資源価格動向にもよりますが、長期的には上昇方向で見ていきたいと考えています。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 13:38 | comments(0) | trackbacks(0) |

日本円(JPY) 為替予想2019前半

日本円(JPY) 為替予想2019前半

 

★総評 【上昇】 

半年〜1年で、実質実効為替レートが  +5% 〜  +15%

 

日本円は上昇を予想します。ファンダメンタルズがやや悪化傾向も、現行では割安水準。水準感だけですとユーロの方が割安なのですが、欧州経済のゴタゴタを考慮すると日本円の方が安心感はあると思います。IMM先物ポジションで売りポジションが溜まっていることもあり、これが調整されるだけでもある程度の値幅は期待でそうです。

相場環境が不安定になる中で、安心して保有できる通貨で、売りで持ってはいけない代表的通貨となります。2018年前半相場の中で最も堅実な通貨といえるのではないでしょうか。

 

 

★経済状況

低成長も相変わらずの低失業率で安定した経済環境です。完全雇用状態が続き、求人倍率が増加、その中で企業業績は好調を維持しています。

貿易指標はやや全体的にやや悪化中、これはここ半年の先進工業国のトレンドでもあります。経常収支は黒字を保っていますが、貿易収支は小幅の赤字。輸出が増加する中で、輸入額が大きく拡大しているため、資源価格の高騰が原因と考えています。

債務水準を見てみますと、金融機関も、民間も個人も特に強調する必要がない水準です。住宅価格もバブルという感じはなく、

他国と比較してみますと、安定感のある状況であるとみて良いのではないでしょうか。

 

 

★金融政策

日本銀行の金融政策に大きな変更は無さそうです。その中で債券の買入量については徐々に減少していくとを考えられます。難しいのは、他国の金融政策の影響です。米国がバランスシートを縮小、ECBが量的緩和を終了したため、主要中央銀行の金融政策の中では相対的に緩和的と考えられます。しかし、米国の利上げ停止やECBも利上げを躊躇しそうなことを考えますと、中期的にはむしろ相対的な緊縮感が強まるおそれもあり、慎重な判断が必要となりそうです

 

 

★トレードアイデア

・USD/JPY S

・NZD/JPY S

 

日本円は「買い」で問題なく相手を探すのが重要になりそうです。米国ドルとニュージーランドドルは売りやすい状態、その他ではファンダメンタルズが悪化している東ヨーロッパ通貨が狙い目でしょうか。トルコリラやメキシコペソ、南アフリカランドはもう少し指標を確認したいところです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 10:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
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