KAWASE BIIKI

南アフリカランド(ZAR) 為替予想 2015後半

【ZAR】
★総評 やや弱め 大きくは崩れない
南アフリカランドはやや弱気予想。今年はここまで比較的安定した動き、他の振興異国が下落する中、検討しています。直近リスクオフ環境の中、値崩れを起こしましたが、大きな動きにはならず一安心。現在の水準はやや低め。

南アフリカ経済は、低迷中です。失業率20%越えは継続中で、この国の経済指標の名物になっています。インフレ率はやや低下したものの高水準が続き、経常収支は大幅な赤字です。資源・鉱物価格は、下落し続け、鉱山閉鎖も一部行われたようです。昨年プラチナ鉱山で起きたストライキのようなものは無いものの、鉱物資源に依存した経済は、不安定な様相を見せています。

鉱物資源のうち、金・プラチナといった貴金属は、一部底打ちの可能性が指摘されていましたが、特に値が戻った印象も無く、じりじりと下値を探る展開です。主要輸入国である、中国の需要が低下しているものと予想されます。今後も長い間低迷が続きそうです。なお、エネルギー輸入国なので、原油価格の下落に関しては、経済にプラスの影響を与えます。

今後はインフレ率の悪化が予想されていて、政策金利を上昇させる可能性が高まっています。経済はさらに悪化する可能性はありますが、為替には好材料になりそうです。とわいえ、フラジャイル5と呼ばれた脆弱な経済です。アメリカの利上げの影響が心配されます。



★注目すべき指標
 ・プラチナ価格
 ・金価格
 ・パラジウム価格
 ・失業率
 ・インフレ率



★トレードアイデア
新興国の中では、どちらかというと買いで持ちたい通貨ですが、アメリカ利上げの影響を見極めたいです。
今すぐではないですが、アメリカの利上げで、下落するようなことがあれば、
USD/ZARのショートでいいような気がします。
長期で見ていたい通貨です。

| 為替予想 2015後 | 21:09 | comments(0) | - |

トルコリラ(TRY) 為替予想 2015後半

【TRY】 
★総評 弱気 アメリカ利下げの影響が心配
トルコリラは難しいですが、下落予想です。今年に入ってから、一度大きく売られましたが、最近は安定しています。ギリシャ問題の影響も為替面では感じません。水準はやや高め、買いづらいですね。

先の総選挙で、与党が苦戦したことからも分かるように、経済は低迷中と考えてよいでしょう。高インフレ・高失業率・高経常赤字と、長年の問題が解決しないまま、資本が流出している状況のようです。世界的に低インフレの中、ここまでインフレ率が高いのは、(資源国を除けば)珍しい状況です。アラブの春以降の北アフリカや、中東情勢など、地政学リスクが常に付きまとい、経済に悪影響を与えています。リーマンショック後、好調だった勢いは、まったく無く、非常に厳しい局面にあると思われます。

今後も、ヨーロッパ向けの輸出は増えそうですが、地政学リスクは継続中で、厳しい経済運営を迫られそうです。しばらくは高い成長は期待できない状況になりそうです。経常赤字が大きく、アメリカの利上げ局面で、大幅に下落する可能性もあり、注意が必要です。

金融政策ですがエルドラン大統領はじめ、行政側は緩和政策を支持、中央銀行はインフレ対策として、緊縮政策を採りたいと対立しています。新興国ではたまに見かける光景です。予測は難しいですが、大きな緩和は無いと考えます。



★注目すべき指標
 ・インフレ率
 ・失業率
 ・正常収支



★トレードアイデア
目先上下することはありそうですが、中期で下落予想。
素直に上昇予想の通貨とのペアを考えていきたいところです。
EUR/TRY のロング、TRY/JPYのショートでいいと思います。

| 為替予想 2015後 | 23:09 | comments(0) | - |

ハンガリーフォリント(HUF) 為替予想 2015後半

【HUF】
★総評 やや弱め ポーランドズロチと似た動きか
ハンガリーフォリントは下落予想。今年に入ってから大幅に調整し、最近のギリシャ情勢でも、大きく上下していました。基本的にボラティリティの大きな通貨なのだと思います。水準は中立圏も、今年いっぱいは上げ要素が少ない気がします。

東ヨーロッパの不思議な国。現在の首相はやや独裁的で、EUから怒られていたり、ロシアに近かったり、政府債務が大きく、第2のギリシャなどといわれていたり、経常収支が黒字だったり、人口が下落中だったりと個性的です。経済は、好調ではないですが、まあまあといったところでしょうか。失業率もリーマンショック後に悪化してから、最近は下落しております。

ヨーロッパ圏の経済復調もあり、ハンガリー経済も悪くはなさそうです。ロシアからの経済制裁が免除されている点も、他のヨーロッパの国に比べて、有利な点かもしれません。強調点があるわけではないですが、着実な経済発展が進みそうです。アジアやアメリカの影響は少ないでしょう。

金融政策は緩和方向です。政策金利を引き下げている最中で、もうしばらく下落していきそうです。リーマンショック後の通貨高が失業率に影響を与えていたこともあり、通貨安を選択していきたい局面のような気がします。



★注目すべき指標
 ・インフレ率



★トレードアイデア
ポーランドズロチと同じような動きを予想します。基本下落目線です。
EUR/HUF のショートが基本路線でいいと思います。


| 為替予想 2015後 | 21:55 | comments(0) | - |

ポーランドズロチ(PLN) 為替予想 2015後半

【PLN】 
★総評 やや弱め 
ポーランドズロチはやや弱めを予想。通貨は今年に入ってから下落幅を広げています。水準は中立も、上がり目は少ないと思われます。ただし、大きく下落する雰囲気もなく、アメリカの利上げをどう乗り切るのかが課題になりそうです。

ユーロ圏に比べ、中央、東ヨーロッパはやや厳しい経済環境、ヨーロッパ全体で、低いインフレ率になっていますが、特に東ヨーロッパでは、デフレが顕著になっているのが特徴です。ポーランドの失業率は、改善してきているものの、2桁台を保つ形になっています。ユーロの下落もポーランド経済にとっては痛手です。

とりあえずギリシャ問題が安定することは、良いニュースです。EU圏全体の経済回復も、成長に寄与しそうです。単純な成長余地自体は、もう少しはあると思われます。個人や、企業債務の中に、ユーロやスイスフランといった外貨建てのものがあり、これが今後、問題になる可能性ががありそうです。

実質金利がやや高くなっていますが、金融政策の向きは、緩和方向です。政策金利は徐々に引き下げられており、今後も継続して引き下がることになりそうです。金融政策の法制が違うため、アメリカが利上げの際には、値動きが大きくなる可能性があり、注意が必要かもしれません。



★注目すべき指標
 ・インフレ率



★トレードアイデア
この水準で、特に保有したいと思う通貨ではないですが、アメリカ利上げ頃までは、ある程度読みやすい展開かもしれません。
同じヨーロッパ圏の通貨とのペアが相性がよさそうです。
EUR/PLN のショートが安全でしょうか。
値動きは少なそうです。

| 為替予想 2015後 | 20:55 | comments(0) | - |

ロシアルーブル(RUB) 為替予想 2015後半

【RUB】 
★総評 短期では上下も、長期的には下落
ロシアルーブルは非常に読みづらいのですが、水準が高く、長期で見た場合の下落が比較的読みやすい展開かと思います。昨年末から大幅に下落した通貨ですが、最近は安定。目先では、上下どちらの可能性もあります。

ロシア経済は、昨年のクリミア侵攻以来、経済制裁の影響もあり、低迷しています。失業率、インフレ率が上昇。GDP成長率もマイナスです。さらに昨年末からエネルギー資源価格が大きく下落していることも、これに拍車をかけています。個人消費が減少し、バブルの懸念のあった住宅価格も、大幅に調整が進むなど、典型的な不況局面の最中と考えて問題ないでしょう。
少し驚いているのは、経常黒字幅が大きいことです、主力輸出品価格が、大幅に下落しているにもかかわらず、経常黒字を保っています。ヨーロッパからの輸入の減少が原因ですが、国民の購買力の減少(貧困化)が、貿易を支えている状況と考えられます。外貨準備の減少幅も低下し、ロシア経済が崩壊状態になる可能性は、かなり遠ざかったといえるます。

現在の東ウクライナ情勢を見ても、解決には程遠く、経済制裁がしばらくは続くものと推測できます。エネルギー価格の上昇も遠いため、景気の本格回復は相当程度先になりそうです。

来年には、インフレ率が大幅に低下し、それに合わせる形で、政策金利も低下していく予想です。その後、中央銀行およびロシア政府が、通貨高・通貨安のどちらを選択するのか、それにより金融政策が決まってきそうです。



★注目すべき指標
 ・原油価格
 ・インフレ率



★トレードアイデア 
短期的には上下どちらも動く可能性があり、長期的には下落予想のため、長期的に上昇しそうな通貨とのペアが安全でしょう。
EUR/RUB のロング一択だと思われます。


| 為替予想 2015後 | 23:42 | comments(1) | - |

ノルウェークローネ(NOK) 為替予想 2015後半

【NOK】
★総評 目先下落も、買いの時期を探す展開
ノルウェークローナは目先下落を予想、水準がだいぶ落ちてきたので、大幅な下落にはならないと考えます。買いのチャンスは、アメリカの利上げ後になるか、来年以降になるかですが、時期を探る展開になりそうです。

ヨーロッパを代表するエネルギー資源国通貨です。最近の原油価格低迷のため、通貨も経済も低迷中です。リーマンショック後安定していた失業率が、2014年後半頃から上昇を始め、厳しい状態が続いています。まだ下落局面が始まったばかりで、回復は少し先になりそうです。本来は大幅な経常黒字国のため、内需の振興で、景気が上向けばいいのですが・・・・・。

原油は、現在世界的に供給課題になっており、価格は先週末あたりから、下値を探る展開になってきています。将来的には新興国を中心に需要増加が見込まれますが、価格が昨年の水準まで戻るのは、相当先になりそうです。
ノルウェーの油田はいわゆる北海油田です。海中油田のため、コストが高く、今回の原油価格下落によって、閉鎖された油田もあると聞きます。原油価格が戻らないとなると、相当程度、経済の下落が続くことになりそうそうです。

金融政策は、利下げが予想されています。緩和的な政策をしていたわけではないので、利下げの余地が残されています。経済状況が、原油価格次第のため、急な動きもありそうですが、基本的には、しばらくは緩和的な政策が続くと考えられそうです。

ノルウェークローナは他の通貨に比べて、安定した価格水準を維持していた通貨です。 今回の大幅な下落は、非常に珍しい状況になっています。



★注目すべき指標
 ・原油価格
 ・天然ガス価格
 ・失業率



★トレードアイデア
水準が低いのですが、目先では下落が予想されている通貨で、この段階では、特に保有する必要は無いと思います。
長期的な目線で見た場合は買いなので、CHF/NOK のショートポジションなどは面白いかもしれません。


| 為替予想 2015後 | 22:06 | comments(0) | - |

スウェーデンクローナ(SEK) 為替予想 2015後半

【SEK】 
★総評 動きづらい  長期的には上昇も
スウェーデンクローナは、動きづらい展開になると予想。水準的には相当な低水準のため、急上昇も考えられますが、緩和的な金融政策が変更される予定が無いため、価格的には動きづらくなりそうです。日本円と似た展開かもしれません。

経済的には安定はしていますが、失業率が高い状態が続いています。EU圏とは異なる産業構造ですが、リーマンショック後の、ヨーロッパの景気低迷局面に、巻き込まれた形です。低インフレが続くヨーロッパの中でも、インフレ率が特に低いようです。

今後は、ヨーロッパ経済が回復するに従い、スウェーデンの景気も回復していくものと考えられます。緩和的な政策も成果を見せ始める可能性もあります。為替がギリシャ問題に巻き込まれにくいのも、経済にとっては良いのかもしれません。何かきっかけがあれば、急回復する可能性も考えられます。

現在の金融政策は、マイナス金利+国債買い入れ(量的緩和)と緩和政策のハイブリッド構造です。中央銀行は、目標を2%のインフレ率に置いておりますが、これは達成が厳しそうです。緩和的な金融政策はしばらく続きそうです。



★注目すべき指標
 ・失業率
 ・インフレ率



★トレードアイデア
水準がかなり低いため、これ以上の大幅な下落は起こりにくいと考えます。
ロングが基本戦略ですが、金融政策が続くと考えられるため、上昇はかなり遅れると思われます。長期戦になりそうです。
CHF/SEK のショートでどうでしょうか。

| 為替予想 2015後 | 21:16 | comments(0) | - |
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