KAWASE BIIKI

ブラジルレアル(BRL) 為替予想 2015後半

【BRL】
★総評 しばらくはやや強気 アメリカの利上げ時は厳しいか
ブラジルレアルはやや上昇予想です。今年に入って、下落した通貨ですが、緊縮的な経済制裁の影響もあり、その後はあまり下落せず。積極的に買いたくは無いですが、しばらくは、底堅い動きになりそうです。

ブラジル経済は大幅に低迷中、資源価格下落の影響もありますが、人件費高騰による、競争力の悪化の影響も大きかったと思います。為替高も、影響を与えました。GDP成長率はマイナス、経常収支が悪化中、失業率も上昇中。政策金利が高いため、企業も苦戦を強いられています。

今後も資源価格が低迷を続けそうで、経済の上昇はまだまだ先になりそうです。しばらくは、現状がさらに悪化していくことが予想されます。通貨安が進めば、競争力の上昇も考えられますが、緊縮政策が続く中では難しそうです。アメリカの利上げや、中国経済の低迷も、マイナスの影響を与えそうです。

金融政策は、緊縮政策が続く予定。中央銀行は、インフレ率に注目していますが、目標より低下する可能性は、あまり高くなさそうです。 



★注目すべき指標
 ・鉄鋼石価格
 ・大豆価格  
 ・インフレ率
 ・失業率
 ・経常収支




★トレードアイデア
FXで取引される通貨ではないため、レアル立ての債権や、通貨選択型の金融商品がメインでしょうか、あまり買う気にはなれませんが、短期的には上昇期待なので損はしないかもしれません。
買うとすればできるだけ早く、アメリカ利上げの影響が無いうちに売却したいところです。


| 為替予想 2015後 | 22:49 | comments(0) | - |

カナダドル(CAD) 為替予想2015後半

【CAD】 
★総評 動きづらい 資源価格に注意
カナダドルは、あまり変化しないと予想。とはいえ、資源価格の影響も大きく、アメリカの利上げの影響も大きいため、予想の難しい通貨です。今年は年初に突然の利下げを行った後は下落基調、下げ幅も大きくなっています。水準はやや割安、アメリカ利上げの後はぜひ買ってみたい通貨になるかもしれません。

カナダ経済は低迷中です。原油、鉄鋼石などの主要輸出品の価格が値下がりしており、経済を低迷させています。失業率は安定も、GDP成長率はマイナスの値となっています。地域的に、輸出産業はアメリカ経済に依存していますが、経済全体を見ると、資源価格に影響を与える、中国などの新興国経済に影響を受るようです。直近の新興国経済の低迷基調は、経済にマイナスの影響を与えてます。

今後も資源価格は低迷が予想されており、厳しい経済運営が続きそうです。為替が大きく下落したことから、輸出産業が成長の鍵を握っているようです。アメリカの利上げの影響や、アメリカ経済の個人消費がどうなるのかを注目していく必要がありそうです。

金融政策は緩和方向でしたが、中央銀行には、政策金利をこれ以上下げる意思は無いようです。直近の為替の下落の影響を見極めている段階です。インフレ率も高まっておらず、しばらくは静観の様子です。金融政策の変更は、アメリカの利上げ後、そのさらに先になりそうです。



★注目すべき指標
 ・原油価格



★トレードアイデア
予想が難しいため、すぐにポジションを持つ必要は感じませんが、持つとするならば、同じ資源先進国とのペアが面白そうです。
CAD/NZD , CAD/AUD のロングが妥当でしょうか。
アメリカの利上げ後は、良いタイミングで、USD/CAD のショートを狙ってみたいところです。




| 為替予想 2015後 | 21:18 | comments(0) | - |

アメリカドル(USD) 為替予想 2015後半

【USD】 
★総評 強気 上値は限定か
アメリカドルは強気予想です。一昨年のテーパリング開始以降、順調に上昇しています。水準的には中立圏。基本的には上値を追いかける展開でしょうが、ここまで上げ続けたこともあり、上値幅は最大10%ぐらいでしょうか。利上げできないような展開になりますと、大波乱になりそうです。

年初は6月にも利上げとの予想もありましたが、年序盤は景気が低迷し、利上げは年後半に持ち越しています。GDP成長率はマイナスでした。失業率は順調に低下も、インフレ率は予定ほど上昇していません。シェールなどのエネルギー業界が低迷、港湾のストライキ、天候問題も景気に影響を与えたようです。そんな中、各株価指数は最高値を日々更新しています。企業決算も悪くは無いようですが、やや危うさが残る状況です。

今後の経済はそこそこの予想。利上げできる可能性は高いでしょう。賃金の上昇もあり、内需中心に経済が発展していくと思われます。住宅や耐久財の指標は悪くなく、インフレ率も上昇が見込めます。エネルギー価格の低下も、消費に回る頃だと思われます。中国経済の低迷が与える影響については微妙、やや気がかりです。世界全体がリスクオフの状態になり、アメリカの株価が下落局面になるようですと、消費を中心に、経済全体に影響を与えることになりそうです。

今年の為替市場、最大の注目は、アメリカの利上げの開始時期でしょう。エコノミスト・アナリストの予想は12月でしょうか。9月の予想もありましたが、最近の雇用統計や、中国などの世界経済の様子を見ると、遅らせる可能性が高そうです。FRBイエレン議長は、今年中の利上げを所望しているようにも見えますが、経済指標次第だと思われます。どちらにせよ利上げのペースはかなり緩やかになる予想で、アメリカの実体経済への影響は少ないと考えます。為替はすでにそこそこ上昇しています。さらに大幅に上昇する局面になりますと、ドル高けん制発言の可能性も高まりそうです。



★注目すべき指標
 ・失業率
 ・賃金上昇率



★トレードアイデア
とりあえず利上げ前後までは、素直に上昇で見ていきたい通貨です。
下落予想の新興国・資源国とのペアが相性がいいと思います。
USD/TRY USD/ZAR USD/AUD USD/NZD のロングでどうでしょうか。
EURやJPYとの強弱は難しいところです。



| 為替予想 2015後 | 23:07 | comments(0) | - |

南アフリカランド(ZAR) 為替予想 2015後半

【ZAR】
★総評 やや弱め 大きくは崩れない
南アフリカランドはやや弱気予想。今年はここまで比較的安定した動き、他の振興異国が下落する中、検討しています。直近リスクオフ環境の中、値崩れを起こしましたが、大きな動きにはならず一安心。現在の水準はやや低め。

南アフリカ経済は、低迷中です。失業率20%越えは継続中で、この国の経済指標の名物になっています。インフレ率はやや低下したものの高水準が続き、経常収支は大幅な赤字です。資源・鉱物価格は、下落し続け、鉱山閉鎖も一部行われたようです。昨年プラチナ鉱山で起きたストライキのようなものは無いものの、鉱物資源に依存した経済は、不安定な様相を見せています。

鉱物資源のうち、金・プラチナといった貴金属は、一部底打ちの可能性が指摘されていましたが、特に値が戻った印象も無く、じりじりと下値を探る展開です。主要輸入国である、中国の需要が低下しているものと予想されます。今後も長い間低迷が続きそうです。なお、エネルギー輸入国なので、原油価格の下落に関しては、経済にプラスの影響を与えます。

今後はインフレ率の悪化が予想されていて、政策金利を上昇させる可能性が高まっています。経済はさらに悪化する可能性はありますが、為替には好材料になりそうです。とわいえ、フラジャイル5と呼ばれた脆弱な経済です。アメリカの利上げの影響が心配されます。



★注目すべき指標
 ・プラチナ価格
 ・金価格
 ・パラジウム価格
 ・失業率
 ・インフレ率



★トレードアイデア
新興国の中では、どちらかというと買いで持ちたい通貨ですが、アメリカ利上げの影響を見極めたいです。
今すぐではないですが、アメリカの利上げで、下落するようなことがあれば、
USD/ZARのショートでいいような気がします。
長期で見ていたい通貨です。

| 為替予想 2015後 | 21:09 | comments(0) | - |

トルコリラ(TRY) 為替予想 2015後半

【TRY】 
★総評 弱気 アメリカ利下げの影響が心配
トルコリラは難しいですが、下落予想です。今年に入ってから、一度大きく売られましたが、最近は安定しています。ギリシャ問題の影響も為替面では感じません。水準はやや高め、買いづらいですね。

先の総選挙で、与党が苦戦したことからも分かるように、経済は低迷中と考えてよいでしょう。高インフレ・高失業率・高経常赤字と、長年の問題が解決しないまま、資本が流出している状況のようです。世界的に低インフレの中、ここまでインフレ率が高いのは、(資源国を除けば)珍しい状況です。アラブの春以降の北アフリカや、中東情勢など、地政学リスクが常に付きまとい、経済に悪影響を与えています。リーマンショック後、好調だった勢いは、まったく無く、非常に厳しい局面にあると思われます。

今後も、ヨーロッパ向けの輸出は増えそうですが、地政学リスクは継続中で、厳しい経済運営を迫られそうです。しばらくは高い成長は期待できない状況になりそうです。経常赤字が大きく、アメリカの利上げ局面で、大幅に下落する可能性もあり、注意が必要です。

金融政策ですがエルドラン大統領はじめ、行政側は緩和政策を支持、中央銀行はインフレ対策として、緊縮政策を採りたいと対立しています。新興国ではたまに見かける光景です。予測は難しいですが、大きな緩和は無いと考えます。



★注目すべき指標
 ・インフレ率
 ・失業率
 ・正常収支



★トレードアイデア
目先上下することはありそうですが、中期で下落予想。
素直に上昇予想の通貨とのペアを考えていきたいところです。
EUR/TRY のロング、TRY/JPYのショートでいいと思います。

| 為替予想 2015後 | 23:09 | comments(0) | - |

ハンガリーフォリント(HUF) 為替予想 2015後半

【HUF】
★総評 やや弱め ポーランドズロチと似た動きか
ハンガリーフォリントは下落予想。今年に入ってから大幅に調整し、最近のギリシャ情勢でも、大きく上下していました。基本的にボラティリティの大きな通貨なのだと思います。水準は中立圏も、今年いっぱいは上げ要素が少ない気がします。

東ヨーロッパの不思議な国。現在の首相はやや独裁的で、EUから怒られていたり、ロシアに近かったり、政府債務が大きく、第2のギリシャなどといわれていたり、経常収支が黒字だったり、人口が下落中だったりと個性的です。経済は、好調ではないですが、まあまあといったところでしょうか。失業率もリーマンショック後に悪化してから、最近は下落しております。

ヨーロッパ圏の経済復調もあり、ハンガリー経済も悪くはなさそうです。ロシアからの経済制裁が免除されている点も、他のヨーロッパの国に比べて、有利な点かもしれません。強調点があるわけではないですが、着実な経済発展が進みそうです。アジアやアメリカの影響は少ないでしょう。

金融政策は緩和方向です。政策金利を引き下げている最中で、もうしばらく下落していきそうです。リーマンショック後の通貨高が失業率に影響を与えていたこともあり、通貨安を選択していきたい局面のような気がします。



★注目すべき指標
 ・インフレ率



★トレードアイデア
ポーランドズロチと同じような動きを予想します。基本下落目線です。
EUR/HUF のショートが基本路線でいいと思います。


| 為替予想 2015後 | 21:55 | comments(0) | - |

ポーランドズロチ(PLN) 為替予想 2015後半

【PLN】 
★総評 やや弱め 
ポーランドズロチはやや弱めを予想。通貨は今年に入ってから下落幅を広げています。水準は中立も、上がり目は少ないと思われます。ただし、大きく下落する雰囲気もなく、アメリカの利上げをどう乗り切るのかが課題になりそうです。

ユーロ圏に比べ、中央、東ヨーロッパはやや厳しい経済環境、ヨーロッパ全体で、低いインフレ率になっていますが、特に東ヨーロッパでは、デフレが顕著になっているのが特徴です。ポーランドの失業率は、改善してきているものの、2桁台を保つ形になっています。ユーロの下落もポーランド経済にとっては痛手です。

とりあえずギリシャ問題が安定することは、良いニュースです。EU圏全体の経済回復も、成長に寄与しそうです。単純な成長余地自体は、もう少しはあると思われます。個人や、企業債務の中に、ユーロやスイスフランといった外貨建てのものがあり、これが今後、問題になる可能性ががありそうです。

実質金利がやや高くなっていますが、金融政策の向きは、緩和方向です。政策金利は徐々に引き下げられており、今後も継続して引き下がることになりそうです。金融政策の法制が違うため、アメリカが利上げの際には、値動きが大きくなる可能性があり、注意が必要かもしれません。



★注目すべき指標
 ・インフレ率



★トレードアイデア
この水準で、特に保有したいと思う通貨ではないですが、アメリカ利上げ頃までは、ある程度読みやすい展開かもしれません。
同じヨーロッパ圏の通貨とのペアが相性がよさそうです。
EUR/PLN のショートが安全でしょうか。
値動きは少なそうです。

| 為替予想 2015後 | 20:55 | comments(0) | - |
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