KAWASE BIIKI

ロシアルーブル(RUB) 為替予想 2015後半

【RUB】 
★総評 短期では上下も、長期的には下落
ロシアルーブルは非常に読みづらいのですが、水準が高く、長期で見た場合の下落が比較的読みやすい展開かと思います。昨年末から大幅に下落した通貨ですが、最近は安定。目先では、上下どちらの可能性もあります。

ロシア経済は、昨年のクリミア侵攻以来、経済制裁の影響もあり、低迷しています。失業率、インフレ率が上昇。GDP成長率もマイナスです。さらに昨年末からエネルギー資源価格が大きく下落していることも、これに拍車をかけています。個人消費が減少し、バブルの懸念のあった住宅価格も、大幅に調整が進むなど、典型的な不況局面の最中と考えて問題ないでしょう。
少し驚いているのは、経常黒字幅が大きいことです、主力輸出品価格が、大幅に下落しているにもかかわらず、経常黒字を保っています。ヨーロッパからの輸入の減少が原因ですが、国民の購買力の減少(貧困化)が、貿易を支えている状況と考えられます。外貨準備の減少幅も低下し、ロシア経済が崩壊状態になる可能性は、かなり遠ざかったといえるます。

現在の東ウクライナ情勢を見ても、解決には程遠く、経済制裁がしばらくは続くものと推測できます。エネルギー価格の上昇も遠いため、景気の本格回復は相当程度先になりそうです。

来年には、インフレ率が大幅に低下し、それに合わせる形で、政策金利も低下していく予想です。その後、中央銀行およびロシア政府が、通貨高・通貨安のどちらを選択するのか、それにより金融政策が決まってきそうです。



★注目すべき指標
 ・原油価格
 ・インフレ率



★トレードアイデア 
短期的には上下どちらも動く可能性があり、長期的には下落予想のため、長期的に上昇しそうな通貨とのペアが安全でしょう。
EUR/RUB のロング一択だと思われます。


| 為替予想 2015後 | 23:42 | comments(1) | - |

ノルウェークローネ(NOK) 為替予想 2015後半

【NOK】
★総評 目先下落も、買いの時期を探す展開
ノルウェークローナは目先下落を予想、水準がだいぶ落ちてきたので、大幅な下落にはならないと考えます。買いのチャンスは、アメリカの利上げ後になるか、来年以降になるかですが、時期を探る展開になりそうです。

ヨーロッパを代表するエネルギー資源国通貨です。最近の原油価格低迷のため、通貨も経済も低迷中です。リーマンショック後安定していた失業率が、2014年後半頃から上昇を始め、厳しい状態が続いています。まだ下落局面が始まったばかりで、回復は少し先になりそうです。本来は大幅な経常黒字国のため、内需の振興で、景気が上向けばいいのですが・・・・・。

原油は、現在世界的に供給課題になっており、価格は先週末あたりから、下値を探る展開になってきています。将来的には新興国を中心に需要増加が見込まれますが、価格が昨年の水準まで戻るのは、相当先になりそうです。
ノルウェーの油田はいわゆる北海油田です。海中油田のため、コストが高く、今回の原油価格下落によって、閉鎖された油田もあると聞きます。原油価格が戻らないとなると、相当程度、経済の下落が続くことになりそうそうです。

金融政策は、利下げが予想されています。緩和的な政策をしていたわけではないので、利下げの余地が残されています。経済状況が、原油価格次第のため、急な動きもありそうですが、基本的には、しばらくは緩和的な政策が続くと考えられそうです。

ノルウェークローナは他の通貨に比べて、安定した価格水準を維持していた通貨です。 今回の大幅な下落は、非常に珍しい状況になっています。



★注目すべき指標
 ・原油価格
 ・天然ガス価格
 ・失業率



★トレードアイデア
水準が低いのですが、目先では下落が予想されている通貨で、この段階では、特に保有する必要は無いと思います。
長期的な目線で見た場合は買いなので、CHF/NOK のショートポジションなどは面白いかもしれません。


| 為替予想 2015後 | 22:06 | comments(0) | - |

スウェーデンクローナ(SEK) 為替予想 2015後半

【SEK】 
★総評 動きづらい  長期的には上昇も
スウェーデンクローナは、動きづらい展開になると予想。水準的には相当な低水準のため、急上昇も考えられますが、緩和的な金融政策が変更される予定が無いため、価格的には動きづらくなりそうです。日本円と似た展開かもしれません。

経済的には安定はしていますが、失業率が高い状態が続いています。EU圏とは異なる産業構造ですが、リーマンショック後の、ヨーロッパの景気低迷局面に、巻き込まれた形です。低インフレが続くヨーロッパの中でも、インフレ率が特に低いようです。

今後は、ヨーロッパ経済が回復するに従い、スウェーデンの景気も回復していくものと考えられます。緩和的な政策も成果を見せ始める可能性もあります。為替がギリシャ問題に巻き込まれにくいのも、経済にとっては良いのかもしれません。何かきっかけがあれば、急回復する可能性も考えられます。

現在の金融政策は、マイナス金利+国債買い入れ(量的緩和)と緩和政策のハイブリッド構造です。中央銀行は、目標を2%のインフレ率に置いておりますが、これは達成が厳しそうです。緩和的な金融政策はしばらく続きそうです。



★注目すべき指標
 ・失業率
 ・インフレ率



★トレードアイデア
水準がかなり低いため、これ以上の大幅な下落は起こりにくいと考えます。
ロングが基本戦略ですが、金融政策が続くと考えられるため、上昇はかなり遅れると思われます。長期戦になりそうです。
CHF/SEK のショートでどうでしょうか。

| 為替予想 2015後 | 21:16 | comments(0) | - |

スイスフラン(CHF) 為替予想 2015後半

【CHF】
★ 総評 弱い 
スイスフランは、下落予想です。1月にユーロとの固定相場制を廃止し、大きく上昇しました。現在は割高水準。ギリシャ問題如何によりますが、下落する可能性が高そうです。

経済状態は現状大幅に悪いわけではないですが、直近のGDP成長率がマイナスになるなど、低迷がみられます。ヨーロッパ経済が回復局面にあり、資源価格も低迷している中でのマイナス成長ですから、厳しいと見ていいのかもしれません。今後に関しましても、ヨーロッパの経済自体は良くなる方向に向かっていきそうですが、スイスでは、異なった経済状況に向かっていくのかもしれません。

何も無ければ、ユーロ圏の経済回復により、ユーロと共にフランも上昇する可能性が高いと思われます。この場合、スイス中央銀行(スイス国立銀行)が基準にしている、実質実効為替レートがより高い水準になるため、何らかの金融政策を行う可能性も高まります。具体的な方法は難しいのですが、通貨誘導政策を執ることになりそうです。ユーロとの固定相場をおこなう可能性も否定できません。

スイスフランの下落するシナリオはいくつかありそうですが、ひとつはギリシャ問題が落ち着きが見られた場合の、為替の巻き戻しです。ギリシャ問題のため、リスク回避で売られていたユーロが、買い戻され、避難通貨であったフランが、売られるシナリオです。この場合は、金融政策を経ずに、ユーロが下落することになりそうです。

注意すべき点は、スイスフランがいわゆる安全通過であるという点です。世界的なリスクオフの状況になると、通貨が上昇する可能性が高くなりそうです。



★注目すべき指標
 ・失業率



★トレードアイデア
ヨーロッパ系の値上がりが予想される通貨との相性が良さそうです。
EUR/CHF . GBP/CHF? SEK/CHF NOK/CHF のロングでどうでしょうか。
かなり長い期間を覚悟できるのであれば、CHF/JPY のショートも面白そうです。


| 為替予想 2015後 | 20:16 | comments(0) | - |

イギリスポンド(GBP) 為替予想 2015後半

【GBP】 
★総評 強め 利上げは微妙
ポンドは上昇を予想します。アメリカドルと共に今年前半に大きく上昇した通貨ですが、もうしばらくは上昇が続くと予想します。上げ幅は微妙ですが、堅調な値動きになるのではないでしょうか。為替水準は中立的。

ここ数年、失業率も大幅に減少し、経済は回復局面に入っていると考えます。リーマンショック後の量的緩和策が功を奏し、不況局面を脱却、その後は基本的には内需産業が景気を牽引しているようです。ヨーロッパやアメリカで景気が持ち直しているのも、イギリス経済にとってはプラスに働いています。住宅価格が他の物価に比べ上昇が早いのが、やや気がかりでしょうか。

イギリスといえば、伝統の弱点として大幅な経常赤字があります。GDP比でみてニュージーランドと共に先進国中最大級になります。リーマンショック時もそうでしたが、資金が引き上げられる局面になると、為替下落が急速になり、注意が必要です。直近イギリスから資金が引き上げられる局面は想定できませんが、ポンドを扱う場合には、つねに意識しておく必要があります。

金融政策は、今年中の利上げが想定されています。時期が重要なのですが、予想はしづらい状況です。インフレ率が上昇しないためか、やや後ろ倒しぎみ、利上げが大幅に遅れるようですと、為替にも影響を与えそうです。また一度利上げした後の金融政策も、不透明な部分が多く、先行きが心配されます。

ちなみにEU離脱に関しては、離脱しないと予想します。為替的にも何も心配していません。



★注目すべき指標
 ・失業率
 ・インフレ率



★トレードアイデア
今後半年に限れば、ユーロに比べ強気にみていいと思います。ユーロと同様の通貨ペアでいいのではないでしょうか。
GBP/AUD . NZD/GDP でロングポジションです。
注意すべき点は、あまり長くは持ちたくないというところでしょうか。長期で保有する場合は、水準的に割安なユーロのほうが、ロングポジションに向いていると思われます。


| 為替予想 2015後 | 01:20 | comments(0) | - |

ユーロ(EUR) 為替予想 2015後半

【EUR】 
★総評 ギリシャ問題を通過すれば、やや強気
やや強気を予想します。基本的にユーロ圏経済は、底を打ったという表現が正しいと思います。量的緩和はしばらくは継続すると予想、現在の為替水準は、やや低めです。

ギリシャが離脱するとなると話が変わってくるのですが、基本的には結果にかかわらず、強気でいいと思われます。問題が先送りされたり、先行きが見通せなくなりますと、一時的な影響はありそうです。

経済状況ですが、年初での量的緩和以来、明るめの話題が多いように感じます。南ヨーロッパを中心に失業率が低下し、GDP成長率予想が上方修正される場面も出始めております。経常黒字も拡大中です。もともとの失業率が高かったことも、量的緩和の効果をより鮮明にしているのかもしれません。本格回復といえるかは微妙ですが、リーマンショック後の、不景気の状態とは、異なる経済状態ではあると思われます。

今後も、基本的には回復局面が続くでしょう。ギリシャ、ロシア、移民問題とヨーロッパ特有の課題は常に山積していますが、経済に与える影響は、少なくなっていると思われます。中国を中心とした、アジア経済の低迷も相対的には、受ける影響は少なそうです。内需、消費の拡大が見られれば、回復が進むことになりそうです。

金融政策は、物価水準があまり上昇していないため、量的緩和は継続されるとは思われます。ただし、これ以上に緩和が強化される可能性は低くく、いつ量的緩和を止めるのか、テーパリングの時期が鍵になりそうです。



★注目すべき指標
 ・失業率
 ・インフレ率



★トレードアイデア
大幅下落を心配する必要が無い水準なので、積極的にロングを保有したいところです。
下落が予想される通貨とのペアで、AUD/EUR .NZD/EUR のショート EUR/CHF のロングあたりが手堅いでしょうか。
新興国通貨とのペアで、EUR/TRY .EUR/RUB のロングも面白いかもしれません。


| 為替予想 2015後 | 00:24 | comments(0) | - |

シンガポールドル(SGD) 為替予想 2015後半

【SGD】
★ 総評 動かないとは思うけれど下目線
シンガポールドルですが、たぶん動くことは無いと思いますが、もしどちらかに動くとすれば、下落する可能性のほうが高いと考えます。為替水準は高めです。

シンガポールドルは特殊に管理された通貨です。
シンガポールでは、政策金利という概念がなく、為替を変動させることで、金融政策を行っています。このためシンガポールドルの動きも、金融政策に依存しています。経済が好調なら緊縮政策として、為替を上向きにし、不況期には為替を下落させることで、緩和政策を執ることになっています。金融政策に変更のないときには、実質実効レートを一定にするようになっていると考えて問題ないようです。
経済の状況に為替が直接連動するため、実は、値動きがとても読みやすい通貨です。また、為替は一度に大きく変動させることを嫌うようで、実際の値動きは、金融政策変更発表後に、徐々に現れていくようです。

現在のシンガポールの経済は、相変わらず好調です。金融政策も緊縮政策が続いています。為替も数年来過去最高水準の高値を続いています。金融政策的にはこれ以上の緊縮政策はたぶん考えられまん。1月に金融政策の変更を発表しましたが、低インフレに対応するだけで、実質実効為替レートには影響を与えませんでした。
為替の下落要因があるとすれば、中国およびアジア経済の低迷です。シンガポールは、地理的要因のため、中国や周辺東南アジア各国経済への依存が高くなっています。世界最大級の貿易中継基地があり、アジアの貿易量が減少すれば、取引量が減少します。また、GDPに対する貿易の割合が高いのも特徴です。他には、金融市場の取引高の変化もシンガポール経済には影響を与えそうです。


★注目すべき指標
 ・GDP成長率
 ・失業率


★トレードアイデア
動きがあまり無い、動くとすれば下方向ということで、値上がりが期待できる通貨とのペアが相性がよさそうです。
SGD/USD?.SGP/EUR SGD/JPY?のショートでいいのではないでしょうか。
こうやって見ると、ショートで持ちたい、中国経済に依存とオーストラリアドルに近い感覚もします。
値動きはまったく違いますが・・・・・。?


  

| 為替予想 2015後 | 00:06 | comments(0) | - |
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