KAWASE BIIKI

各国の対中輸出割合

そろそろ中国の経済停滞の、他国への影響を考える時期かなと思いまして、
それぞれの国での輸出金額の中で、中国向け輸出が占める割合を調べてみました。

アジア・オセアニアで高く、ヨーロッパでは低いなど、おおよそは想定通りでしたが、高い国と低い国の差が大きいと感じました。南アフリカが高いのは、金やプラチナなどの貴金属、ブラジルは鉄鉱石と大豆の輸出と思われます。

現在は資源価格が下落したため、資源国では、現在は割合が減っているかもしれませんが、全体的な傾向はつかめると思います。
対GDPでのデータも欲しいですね・・・・・・調べるか・・・・。


【アジア・オセアニア】
  日本201318.3%
  オーストラリア201229.5%
  ニュージーランド201214.9%
  シンガポール201311.0%

【ヨーロッパその他】
  EU圏20133.2%
  イギリス20133.3%
  スイス20133.7%
  スウェーデン--------%
  ノルウェー--------%
  ロシア20136.8%
  ハンガリー20121.8%
  トルコ20121.9%
  南アフリカ201314.3%

【北米・中南米】
  アメリカ20137.7%
  カナダ20134.6%
  ブラジル201319.0%
  メキシコ20131.7%


データ元 「ジェトロ」


| 経済データ | 00:00 | comments(0) | - |

スイス経済とフラン高

一月にユーロに対しての無制限為替介入を終わらせたスイスですが、実質実効レートのが114.8(1994年〜の平均が100)と高い値になっております。あれから4ヶ月が経ちましたが、スイス経済はどうなっているのでしょうか。


主な経済統計
?消費者物価指数CPI?4月?前年同月比?−0.2%
?生産者輸入価格?4月?前月比?−2.1%
?実質売上高?3月?前年同月比?−2.8%
?失業率?4月?3.3%
?貿易収支?3月?25.2億フラン


やはり物価関連の指標は弱めの値になっております。資源価格下落の影響もあるのかもしれませんが、低い水準です。失業率、貿易収支は特に大きな変化はなく、ここ数年のスイスの通常値です。一点気になるのが、実質売上高です、通貨高局面では、物価下落のため、実質の小売の売り上げは、伸びるかなと思いましたが、落ち込んでおります。下落幅もなかなか大きいものです。通貨高のため、外国人観光客によインバウンド消費が減っているのかもしれません。

GDP成長率が来週発表ため、なんとも言いがたいですが、全体的に見て、まあまあの経済状態といってよいと思います。スイスフラン高の影響は今のところ軽微のようです。


スイス中央銀行の政策金利はー1.25%と非常に低い世界最低水準で、実質金利を考えてもマイナス水準です。これが通貨に影響を与えて、もう少し位はフラン安になってもいい感じはしますが、どうでしょうか。
ヨーロッパでは、またすぐにギリシャ問題が本格化してくることが予想され、ヨーロッパの通貨は不安定になる時期です。危機に強いフランは上昇するのか、ユーロにつられて下落するのか、注目していきたいと思います。



| コラム | 01:40 | comments(0) | - |

中国製造業停滞の理由 まとめ

風雲急を告げる中国経済ですが、ここのところ為替市場での注目度、今年のテーマとしての存在感が増してきていると感じられます。
そこで、いまさらですが、中国の経済停滞の理由を製造業を基準にまとめてみました。
中国経済が今後どうなるかを考える上で参考になればと思います。

【中国製造業停滞の理由】
1、企業物価の下落
3月生産者物価指数(PPI)は前年比 -4.6%と非常に大きく下落しております。下落は、12年3月から37ヶ月連続です。
リーマンショック以降、中国国内では設備投資が活発になり、過剰生産設備のもと、需要に対して供給過多の状態が常態化しており、物価を下落させております。またここ数年は資源価格、商品価格が下落しており、生産者物価の下落に追い討ちをかけております。

2、人件費の上昇
北京市の最低賃金の推移ですが、
 2013 1400元/月
 2014 1560元/月
 2015 1720元/月
と毎年10%を超えるペースで上昇しております。他の都市も基準は違えど、上昇率は10%程度となっております。
今年は経済低迷を受け、上昇幅を抑えるかもしれないと考えておりましたが、そんなことはありませんでした。
国民からの期待といいますか、国民からの支持を考えると変えづらいのかもしれません。

3、人民元の上昇
人民元の3月の実質実効レートは139.3と非常に高い値で、過去最高値となっております。この水準は他の通貨ではなかなかみられない値で。操作された通貨なので仕方が無いのかもしれませんが、本当に相当高い水準です。
人民元は2005年から2008年までにまでに対米ドルで約30%上昇させた後、2010年からさらに10%上昇してきました。その後は、米ドルに対してやや幅の持ったペッグ制をとっております。FRBのテーパリング開始後は、米ドルが他の主要通貨に対して、大きく上昇しているため、結果的に人民元も大きく上昇することとなっております。

4、高い貸出金利
中国人民銀行の政策金利は5.1%となっております。
昨年秋から3度の利下げを行っておりますが、物価に対しては、まだ高い水準にあります。
また、市中の銀行からの企業への貸出金利は、貸し倒れリスクの増加の懸念もあり、下がっていないとのことです。


以上、主だった原因を並べてみましたが、他にも環境コストの増加や、東南アジア、南アジアといった、人件費の低いライバルの登場、主な輸出先だった、ヨーロッパ経済の停滞など、考えられる理由を並べるのには、苦労しない状態となっております。

売り値は下がり、賃金は上昇、資金調達は難しく、相場環境は悪化、これでは製造業では、利益が出ない構造です。

中国政府も、内需を見ながらぎりぎりの政策を進めているように感じます。李克強氏以下エリート経済官僚たちが、不動産バブル退治をはじめ、この経済状況に対応するため、非常に努力をなされているようには見えます。しかし、多額の不良債権や、地方政府の債務額等々を考えると、経済全体で大きな調整が必要となるのは避けられない状況のようです。



参考にさせていただいたブログ


| コラム | 00:30 | comments(0) | - |

難しい相場 資金の流れ先は

ゴールデンウィークが明けて一週間が過ぎましたが、難しいい相場、方向感の無い相場が続いております。

アメリカでは、雇用統計はやや持ち直しましたが、物価関連を中心に、弱めの経済指標が並んでおり、利上げの時期が大きく後ろ倒しになる懸念が広がっています。
ヨーロッパでも、ギリシャ問題が先送り、落ち着かない状態が続きます。
コモディティは、金、銀、白金 は小動き、WTI原油も先月までの大きな上昇に一服感が出ているようです。唯一鉄鉱石価格が底値をつけ、反発局面にあるようです。ETFやCFDでも扱っているのは見ない商品のため、直接取引はできないと思いますが、産出国である、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国関連の商品に影響が出そうです。

為替についても全体的には、方向間が弱い展開です、選挙があったイギリスポンド(GBP)が明確に上昇したほかは、小動きといっていいのではないでしょうか。

では、こういったボラティリティが少ない相場では。何を買えばよいのかなと見ていたのですが、新興国通貨が値上がりしていました。アメリカの利上げ観測の後退の影響もあるのかと思いますが、先月まで弱かったトルコリラ、ブラジルレアルの他、南アフリカランド、メキシコペソまで、大幅にではないですが、数%づつ広範囲に上げっているようです。
値動きが少ないときは、利ざやで稼ぐという典型的な動きです、なるほど賢い。機関投資家なのか、個人とレーダーの動きなのかは分かりませんが、合理的な判断だと思いました。

とはいうものの、このような低ボラティリティも今月中までかなとも思います。来月になればまたギリシャ問題が動くことになる予定ですのでユーロ圏の動きに対して準備してゆく必要がありそうです。



| コラム | 23:40 | comments(0) | - |

ニュージーランド経済 転換点か

ニュージーランド経済が転換点を迎えているかもしれません。
先日発表された失業率が、5.8%と2期連続の悪化なりました。

ニュージーランドといえば、数年来、経済の好調が伝わっており、昨年には他の先進国に先駆けて利上げをしておりました。国債の格付けが高いこともあり、欧州や日本を中心に、世界中から金利を期待した投資資金が集まっていました。通貨ニュージーランドドルは、大幅に上昇、実質実効ベースで過去最高値付近で推移していました。

ニュージーランドの輸出産業は、乳製品や食肉などの畜産業や材木などの一次産業が中心ですが。これら一次産品の価格は低迷しているようです。また、経済関係が深い、オーストラリアや中国の経済低迷も、輸出に悪影響を及ぼしてしていると考えられます。また好調だった内需産業も、クライストチャーチ地震の復興が一段落したことや、金利高の影響を受けて、一時ほどの勢いは無いようです。

市場では、ニュージーランド中央銀行にる利下げを織り込み始めています。
ロイターの記事などによると、年後半に、0.25%の幅で二回ほど予想されるとのことです。ただ市場の予想も割れており、利下げが行われないと予想するアナリストも大勢いるようです。これらの観測によって、ニュージーランドドルは足元下落基調、対米ドルで、年初来の安値に近づいています。

個人的にも、ニュージーランドドルは大幅な下落を予想します。日本人の個人投資家に特に人気の通貨ですから、日本のFX市場にも影響が大きそうです。年後半といえば米FRBによる利上げの予想もあります。新興各国だけではなく、こうした先進資源国も大幅な調整が必要になるのかもしれません。



| コラム | 10:00 | comments(2) | - |

中国経済停滞も人民元の切り下げは最終手段か

中国人民銀行が政策金利の引き下げを発表しました。
政策金利 5.35% → 5.15%

最近公表される貿易統計、物価指標などが弱かったため、引き下げは市場に予想されておりました。
個人的には、引き下げは予想通りですが、時期が想定より早かったなと思います。中国政府の焦りといいますが、市場に対する警戒感がうかがえます。目標としている年7%の成長が難しくなっていると判断したのだと思います。


経済成長減速の理由として、輸出産業の停滞が指摘されております。
停滞の原因は、人件費高と人民元高です。最低賃金が、年10%程度の割合で上昇しており、低付加価値な製造業の競争力を奪っております。また、人民元(CHY)は、アメリカドルと弱いペッグ制をとっているため、アメリカの利上げ観測、日本、欧州の量的緩和、オセアニアや新興各国の利下げの影響などを受け、割高になっています。


中国の政策金利や、預金準備率はまだ高い値で引き下げの余地は大きく、今後も段階的な引き下げが想定されています。その他の金融政策として、中央銀行による地方債務の買取や、不良債権の買取の可能性も報道されましたが、現在のところ、具体的な予定はなさそうです。また人民元に関しても、李克強主首相が引き下げる予定は無いと発言しており、しばらくは、弱いドルペッグ制が続きそうです。人民元の切り下げは、金融政策としては最終手段になりそうです。

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| コラム | 21:00 | comments(0) | - |

コモディティ価格 2011年との比較

原油価格の上下動に一喜一憂する日々が続きますが、他のコモディティ価格も大きく動いております。そこで、コモディティ価格が最高値だった2011年ごろの値と最近の値を比べてみました。
一目で最近の世界的物価下落基調の理由や、資源国の不振の理由が分かると思われます。

コモディティ価格はは全般に2011年ごろにピークを迎えています、この年はアメリカが金融緩和状態で、かつBRICsブームだったころだと思われます。そこから中国の成長鈍化や、アメリカの金融政策が緊縮的になってきたため、下落傾向を強める形になっております。ただ直近では、底堅い動きになったり、一部上昇する商品も出始めているようです。


鉱物資源
?単位?2011年9月?2015年2月?上昇率
?トロイオンス?1776.251229.14? −30.8%?
?トロイオンス37.9916.79? −55.8%?
白金?トロイオンス?1735.851197.94? −31.0%?
?トン?8300.145729.28? −31.0%?
アルミニウム?トン?2293.461817.82? −20.7%?
鉄鉱石?トン177.2362.69?
 −64.6%?

エネルギー
?単位2011年9月?2015年2月?上昇率
原油WTI
?バレル?85.6250.72
−40.8%
石炭?キロ?9.827.80−20.8% 
天然ガス(米)100万BTU?3.892.85−26.7%

穀物
?単位2011年9月?2015年2月?上昇率?
?トン??????? ?    
615.55
409.50  −33.5%
大豆?トン?490.91?364.74 ?ー25.7%
トウモロコシ???トン?296.21173.70 ?−41.4%
小麦?トン??315.92?237.15 ?−24.9%

| 経済データ | 12:00 | comments(0) | - |
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