KAWASE BIIKI

くりっく365 トルコリラ円(TRY/JPY)上場

東京金融取引所で扱っているFX市場 「くりっく365」において、5月11日からトルコリラ円(TRY/JPY)が取引可能になります。

トルコリラといえば、高金利通貨として知られ、一部FX業者ではすでに取り扱っている商品です。
クリック365では、以前は韓国ウォンやインドルピーなど珍しいアジア通貨を扱っておりましたが、取引量が少なく、上場廃止となりました。現在でも、北欧通貨とポーランドズヴォチを取り扱う数少ない取引所で、トルコリラをラインナップに加えたことで、新興国通貨投資のバリエーションを増やした格好です。またスワップポイントが一本値(買いスワップと売りスワップが同値)のため、流動性さえ確保できれば、高金利のトルコリラは相性の良い通貨なのかも知れません。


個人的には、トルコリラは年内は値下がりを予想しております。
長期水準が安値圏ではないことに加え、政権と中銀の対立、慢性的な高インフレ率、高貿易赤字で、強気なれる材料は少ないのと思われます。またフラジャイルファイブ(脆弱な5カ国)のひとつと呼ばれており、年内に予想されるアメリカFRBの利上げの際には、大きく値を崩す可能性もあります。


ギリシャ問題などもあり、為替市場は難しタイミングです。難しい時期に、難しい通貨の上場。
どういった動きを見せるのか注目です。

| その他 | 15:00 | comments(0) | - |

中国の金融緩和 次の一手は

中国経済が不透明感を増すなか、中国政府の金融政策に注目が集まっております。

中国人民銀行は、政策金利を引き下げと銀行の準備金率を引き下げており、徐々に緩和的な政策に切り替えております。また不動産市場の下落に対応し、不動産融資に対する規制も緩め始めております。
一方、株式市場は非常に堅調で、上海総合指数は、日々年初来の最高値を更新し続けております。これは昨年まで不動産価格を押し上げていた、シャドーバンキングの資金が、株式市場へ動いてきたためと推測されており、投機的な色合いが強まっている可能性があります。共産党中央政府や人民銀行もこのような投機的な動きを深く警戒、注視しているようです。

このように不安定さを見せる中国経済ですが、これからの中国の金融政策はどうなるでしょうか。
もちろん基本的には、今までと変わらないと思われます。景気が減速して場合は、政策金利や準備預金比率を引き下げるというものになるでしょう。
ただ、気になるニュースが流れてきました。人民銀行が、非伝統的な金融政策を検討しているというものです。ソースが一箇所だったため噂だけかもしれませんが、大変興味深いです。
一般的に非伝統的な金融政策といえば、日銀やFRBが行う、量的緩和(国債等の買い入れ)を指すと考えますが、中国ではどうでしょうか。国債の買い入れでは効果が少ない(金利を下げたいなら政策金利を下げたほうが効果的)ので、何か特別なことを考えているのかもしれません。デフォルトが心配される地方歳の救出や、銀行の不良債権の直接買取、人民元の自由化、資本移動の自由化、貸出金利の上限撤廃などが考えられますが、どうでしょうか。

中国経済が転換期を迎えているのは明白です。其のときが何時になるのか、どのような形になるのか、世界中が注目しています。これからなにやら大相場になりそうな気配は感じますが、まずは世界中の猛者たちとの情報戦、厳しい争いになりそうです。



| コラム | 20:30 | comments(0) | - |

実質実効為替レート 2015年3月

各国の実質実効為替レート 2015年3月

アジア・オセアニア
?日本円【JPY】68.1
?オーストラリアドル【AUD】108.9
?ニュージーランドドル【NZD】116.4
?中国人民元【CHY】139.3
?シンガポールドル【SGD】112.0


ヨーロッパ
ユーロ【EUR】87.4
イギリスポンド【GBP】98.2
スイスフラン【CHF】113.6
スウェーデンクローナ【SEK】86.4
ノルウェークローネ【NOK】89.9
ロシアルーブル【RUB】98.5
ハンガリーフォリント【HUF】102.8
トルコリラ【TRY】108.9
南アフリカランド【ZAR】81.6


北米・中南米
アメリカドル【USA】102.2
カナダドル【CAD】96.5
ブラジルレアル【BRL】94.2
メキシコペソ【MXN】91.4


データ期間 1994年1月〜
データ期間中の平均値を100とする。
元データはBIS国際決済銀行から。


| 実質実効為替レート | 18:41 | comments(0) | - |

日銀とテーパリング

ロイターの外国為替フォーラムのコラムで、日銀のテーパリングについてのものがありました。
筆者はJPモルガンの佐々木融氏、元日銀マンで、専門は為替全般、日銀の政策に関しては、ややタカ派の意見を持っている印象があります。
記事リンク

内容は、先日の日銀決定会合にて、木内審議議員が日銀による国債の購入額を減らす提案をして、否決されたというもの。

個人的には、もちろん近いうちにテーパリングが開始されるとは思っていません。どちらかというと、緩和の長期継続&追加緩和の可能性のほうが圧倒的にに高いと予想しております。さらに現在の日銀は、実質的には日本政府から多少なりとも束縛されているため、現在の世論状況では、緩和方向以外の決定はできないと思われます。ただ、こういったテーパリングの提案が実際にあった、という事実は大変興味深いものですし、何かが変わる兆しを感じました。

昨日今日は浜田氏の発言もあり、円に対する相場環境が不透明になっています。しかし短期的な動きに惑わされず、大きな流れを読む時期がきているのかもしれません。


| コラム | 00:11 | comments(0) | - |

第2四半期エッセンシャルトレード

サクソバンクFX証券のアナリストレポートであるエッシェンシャルドレードが発表されていたので、
リンクを張っておきます。
いつも通りの内容ですが、為替ではNZドル下落、スウェーデンクローナ上昇を予想。

http://www.saxobank.co.jp/essential-trades/2015q2/
| その他 | 20:45 | comments(0) | - |

オーストラリア経済

昨日発表のオーストラリア準備銀行(RBA)の政策金利は2.25%で据え置きとなりました。
事前予想では、据え置きと、利下げとで意見が分かれていたためか、政策金利発表後、オーストラリアドル(AUD)は2%ほど上昇しました。

オーストラリア経済は低迷しており、今後も厳しいことが予想されます。主要輸出品である、鉄鉱石価格が下がり続けている他に、財政悪化のため、緊縮財政を強いられており、内需にも影響を与えております。
さらに、2017年にかけ、自動車産業(GM,フォード、トヨタ)の工場撤退が決まっており、更なる苦境が予想されます。失業率は、2012年頃には5%台前後で推移しておりましたが、直近6.3%、さらに上昇が続いております。

今回、政策金利は今回は据え置きとなりましたが、今年中に2回(0.5%)程度の利下げが予想されており、オーストラリアドルも中期的に下落が予想されます。
| コラム | 11:04 | comments(0) | - |

最悪の雇用統計とアメリカ経済

先週末に発表された、アメリカ3月の非農業部門雇用者数と失業率ですが、市場予想を大きく下回る結果になりました。

非農業部門新規雇用者数 12.6万人 (予想24万人)
失業率 5.5% (予想5.5%)

また1月、2月の雇用者数の値も下方修正されており、市場を失望させております。季節的な要因や、不安定だった天候、港湾のストライキの影響、ドル高による輸出企業の収益悪化などさまざまな理由が考えられていますが、基本的にアメリカの経済が踊り場に来ているといった感じなのかもしれません。
失業率に関しましては、先月と変わらない値ですが、求職者自体が減っているようで、実質的にはやや悪化している状態です。また5.5%という値は、ほぼ完全雇用状態とされ、これ以上の改善には、賃金上昇がともないます。実際にウォルマートストアやマクドナルドといった、アメリカを代表するような小売企業が、大幅な賃上げを発表しており、賃金上昇は確実視されております。

ここ数ヶ月アメリカの経済指標は、市場予想を下回ることも多くなってきており、アメリカ経済そのものへの注意が必要なようです。

| コラム | 15:34 | comments(0) | - |
■ LATEST ENTRIES
■ CATEGORIES
■ ARCHIVES
■ SEARCH
■ LINKS
■ PROFILE