KAWASE BIIKI

トルコリラ(TRY)為替予想2017後半

トルコリラ(TRY)

★総評 やや弱い

昨年後半〜大きく下落したトルコリラですが、まだ下落の余地がありそうな雰囲気です。リスクオンムードで上昇する可能性もありますが、上値を探るのは危険で、大幅な下落の可能性も秘めています。やや不安定な展開になるのかもしれません。

 

経済は最悪期は脱したようですが、順調とはいえない状況、失業率が12%台で上昇傾向を示すなど良くありません。貿易に関しては、トルコリラの下落を受け、貿易収支・経常収支が共に改善中、しかしまだ大きな赤字が続いています。直近は改善傾向が鈍化しているのも不安材料です。昨年頻発したテロの影響で、外国人観光客が激減した影響も大きそうです。観光客数は未だに回復していません。資源に関しては輸入しているものが多いため、直近のエネルギー資源価格の下落は好材料です。

基本的には、製造業はEU圏向けのものが中心なのですが、よりユーロ圏に近い、ポーランドやハンガリーなどとの価格競争にさらされているようで、厳しい環境になっているようです。

 

 

金融政策は緩和的です。現在の政策金利を決定する主導権が、中央銀行と政府のどちらにあるのかは定かではありませんが、失業率が高いため、物価を犠牲にするのは致し方ないかなと思われます。しばらくは緩和的な金融政策が続くきそうです。

 

 

 

★トレードアイデア

・EUR/TRY L

 

一度大きく下落した後なので、タイミングを見計らいたいところです。リスクオンをきっかけに上昇した後に、ショートポジションを持つのが基本で良いかなと思います。現状では、絶対に買いで持ってはいけない通貨です。

 

| 為替予想 2017後 | 10:39 | comments(0) | trackbacks(0) |

ポーランドズロチ(PLN)為替予想2017後半

ポーランドズロチ(PLN)

★総評 やや強い

安定感のある新興国通貨で、今回は強めの予想です。動きは少ないかもしれませんが、大幅に下落する可能性も低く、関連の強いユーロと共に底堅さが目立つ展開になると予想します。

 

ポーランド経済は順調に成長しています。経済成長率も安定しいて、失業率も低下中、好景気といって良い状態なのかもしれません。輸出が増加し、貿易収支・経常収支が中・長期的に改善傾向を見せています。主な輸出先であるユーロ圏経済の回復と、エネルギー資源価格の下落が交易条件の向上を後押ししているようです。

全体的に問題になるようなことは無いのですが、他のいくつかの国と同じように、民間と個人の債務が増大していることが、長期的にみてに気がかりな点でしょうか。

 

金融政策はやや緊縮的ですが、ほぼイーブンな状態、特にインフレ率が強いというわけではないので、このままの政策が続きそうです。ただ、隣のECBの金融政策が変更になった場合などには、何らかの動きが出る可能性はありそうです。

 

 

★トレードアイデア

・USD/PLN S

 

ここから、原油価格安・リスクオンの環境になった場合に買ってみたい通貨ペアです。値動きは少ないと思いますが、安定感はありそうです。ただ、中長期的にはまた別の研究が必要な気がします。

 

 

| 為替予想 2017後 | 13:07 | comments(0) | trackbacks(0) |

ロシアルーブル(RUB)為替予想2017後半

ロシアルーブル(RUB)

★総評 弱い

昨年末最も強いと予想したロシアルーブルですが、一転して弱気予想とします。原油価格が想定よりも伸び悩んでいるだけでなく、足下の下落が大きくなっているため、産油国であるロシアは厳しいと思われます。

 

 

ロシア経済は昨年はマイナス成長に陥るなど厳しいものでしたが、それでも原油価格が回復基調にあった年後半は、上昇の兆しを見せていました。失業率は5%台で安定しています。貿易収支・経常収支も昨年後半から黒字幅を拡大していましたが、直近は弱い値を示しています。現状の原油価格の下落を踏まえますと、さらなる悪化も予想されます。

ロシアは原油の他にも、天然ガス・石炭・ウラン・貴金属・ベースメタル・食品・木材と多くのコモディティを生産・輸出していて、この辺りの価格も気になるところですが、一番影響が大きいのはやはり原油となっています。

資本の流出も見られますが、一時期考えられていた、外貨準備の不足のようなことは無いと思います。

 

金融政策は緊縮的なものになっていますが、インフレ率の下落と共に、利下げを行っています。昨年は一時16%台だったインフレ率も最近は4%程度まで下落し、安定化してきました。

 

 

 

★トレードアイデア

・EUR/RUB L

 

シンプルにユーロ買い、ルーブル売りの通貨ペアで良いと思います。原油価格次第なので難しいですが、現状やや割高に見ています。

昨年一度大きく調整している通貨のため、値動きはそれ程でもないのかもしれません。

 

| 為替予想 2017後 | 07:27 | comments(0) | trackbacks(0) |

ノルウェークローネ(NOK)為替予想2017後半

ノルウェークローネ(NOK)

★総評 やや弱い

ヨーロッパを代表する産油国通貨ですが、直近のエネルギー資源価格の動向を踏まえ弱気予想です。念書はかなり強気に見ていたのですが、現状は厳しそうです。もう数ヶ月はデータを確認しながら、下値を探る展開を予想します。

 

産油国のノルウェーは、昨年一時マイナス成長に陥るなど、あまり強い経済状況ではありません。失業率は4%台ですが、ノルウェーの中では高い水準で推移しています。貿易収支・経常収支とも昨年中旬以降は回復傾向にあったのですが、ここにきて直近の値が弱くなっています。ノルウェー経済は天然ガス価格の影響が大きく、天然ガス価格は昨年2月の水準から伸び悩んできていて、足下では下落傾向となっています。

個人消費が伸び悩む中で、家計貯蓄は減少。民間・家計の債務が伸びてきているなど、所得環境的にもあまり良い状態では無いと思われます。

 

金融政策は緩和的です。インフレ率は上昇していますが、経済状況を考えると、利上げは厳しいと思われます。しばらくは現在の政策が維持されそうです。

 

 

★トレードアイデア

・EUR/NOK L

 

あまり積極的にポジションをとりたくない通貨です。経常黒字国ですが、資源価格の影響を受けやすく、先行きへの期待は薄そうです。資源産業の低迷が長引くようですと、長期の低迷もあり得そうです。

| 為替予想 2017後 | 05:48 | comments(0) | trackbacks(0) |

イギリスポンド(GBP)為替予想2017後半

イギリスポンド(GBP)

★総評 やや弱い。

話題の多い先進国通貨ですが、下落を予想します。昨年大幅に下落したこともあり、水準感はだいぶ調整された感がありますが、もう少し下落の余地があると見ています。

 

イギリス経済は好調を維持しています。失業率は歴史的な低水準。経済成長もまあまあです。政治的に不安定化した部分はありますが、経済への影響は軽微なものと考えます。先進国中最悪だった、経常収支・貿易収支は為替が下落したことで、輸出を中心に改善の傾向です。それでもまだ大きめな赤字が残っている点は、問題があるとみています。

世界経済・株価が堅調なことから金融は安定した成長を見せているようですが、やはり中・長期的に考えるとEU離脱の影響が大きくなる分野でもあるため、注意したいところです。

個人消費は堅調なのですが、家計債務がやや増加して、貯蓄が減少しているため、こちらも中長期的には頭打ちが予想されます。

 

金融政策は、現在は緩和的なものになっていますが、インフレ率が大きく上昇したことから利上げの可能性があります。BOEの内部で政策決定の投票が割れるなど、景気認識やインフレ率の今後の予想などが、議論になっている段階のようです。

 

 

★トレードアイデア

・EUR/GBP L

 

特に強い理由はないですが、水準感の違いから、下落目線で見ていきたい通貨です。利上げなど上昇材料もあるため、上がったところで「売り」を仕掛けるのが基本とみています。長期で強気になれる材料がないところはいいことです。

 

| 為替予想 2017後 | 04:11 | comments(0) | trackbacks(0) |

ユーロ(EUR)為替予想2017後半

ユーロ(EUR)

★総評 強い

2017年前半は多少は上昇しましたが、まだ安値圏で上昇余地はありそうです。上昇のきっかけを待っている状態です。ただ今すぐ上昇するという理由は弱く、もどかしい展開になるかもしれません。

 

ユーロ圏経済は好調です。安定した経済成長が続いていて、失業率もようやく9%程度まで低下しました。ユーロ圏内での失業率格差も縮まって来ています。貿易収支・経常収支は共に大きめな黒字を保っています。世界経済の拡大にともない輸出が堅調です。エネルギー資源価格の下落も好調な貿易を後押ししてくれることになりそうです。一部ドイツ国内などからユーロが安すぎるから、経常黒字が大きくなっているという声が上がっているように、ユーロの水準は現在の貿易環境とは適合していないと考えられます。

各国の選挙・テロ・移民・英国のEU離脱など、ユーロ圏内部や周辺地域での問題は続いていますが、経済的には比較的安定した状態が保たれそうです。イタリアなどの金融機関などの問題も最近は聞かなくなりました。

 

金融政策は緩和的なものが継続しています。経済は好調ですが、ドラギ総裁の発言を聞く限りは、金融政策の変更は、まだ先と思われます。ECBが注目するコアインフレ率も目標までは遠く、緩和的な金融政策は継続されることになりそうです。

 

 

★トレードアイデア

・EUR/USD L

 

ユーロドルの買いが、全通貨ペアの中で一番安全かなと思っています。ここから一年程度はこの組み合わせを軸にしていきたいです。どちらも大きな通貨のため急に動くことは少ないでしょうが、方向性が出れば、長く続くものと思われます。その他の通貨とでも、ユーロは買い目線でいいと思います。

| 為替予想 2017後 | 07:58 | comments(0) | trackbacks(0) |

中国人民元(CNY)為替予想2017後半

中国人民元(CNY)

★総評 やや弱い

最近話題に上ることが少なくなった印象のある中国人民元ですが、下落を予想します。経済は順調も、交易条件がやや悪化中なのが気になります。水準感はそれ程悪くなく、値動きは少ないのかもしれません。

 

中国経済は堅調です。政府の公共投資もあり、成長を続けています。大きな変化はないようですが、昨年本格化していた不良債権処理をやや遅らせているような印象を受けます。

貿易収支・経常収支は黒字ですが、少しずつ弱い値になっているのが気がかりです。輸出額が減少しており、中・長期的に産業競争力が落ちているのは否定できない状況と思われます。直近のエネルギー資源価格が下落していることは、支援材料になりそうです。

資本価格は、株価はあまり強くなく、住宅価格は都市部を中心に上昇中です。オセアニアやカナダほどではないですが、住宅価格が割高なのは否めません。企業・家計債務の増加もあるのですが、やはり統計に乗らない部分が多いのが現状です。民間部門の負債は金融危機のきっかけになる可能性はあり、注意が必要です。

 

昨年大幅に減少していた、外貨準備がここ数ヶ月は増加しています、人民銀行のスタンスは変化がないようですが、様々な規制が功を奏したようで、資本流出は止まっているようです。

物価は生産者物価指数PPIが、ここ数ヶ月は大幅なプラスで推移していて、今後消費者物価も高くなる可能性があります。

 

★トレードアイデア

・EUR/CNY L

・CNY/JPY S

中長期的な下落目線で見ていきたい通貨です。資本流出が止まっているようなので、急な動きはないかもしれません。タイミング的に、今どうこうといったことはなく、売買のタイミングはもう少し先なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

| 為替予想 2017後 | 05:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
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