KAWASE BIIKI

原油の採掘コスト

原油価格下落の影響を調べようと、各国の原油採掘のコストを調べてみました・・・・・・が、あまり精度の高いデータは得られず。国際機関のデータ、論文(?)、個人のブログ、twitter、等々から、適当に拝借。

1バレル毎
中東 3ドル 〜 30ドル 平均 十数ドル
欧州油田 40ドル超
アメリカ シェールオイル 30ドル 〜 120ドル
中南米の海底油田 60ドル 〜  80ドル
カナダ 30ドル シェールサンドは 70ドル超


中東では自噴する油田では超低コスト、自噴油田の割合は少しずつ減少しているようですが、競争力は圧倒的です。アメリカのシェールオイルは、大規模・中規模油田では効率化が進んでいますが、今後どうなるのかは不透明。低効率の小規模油田も多い模様です。注目のロシアに関してはデータが見つけられませんでした。自噴の油田は無い(少ない)ようですので、15ドル〜40ドル程度と予想しております。
今回の暴落で、まず影響を受けるのは海底油田系でしょう。ブラジル・メキシコ・ベネズエラ辺りはかなり厳しいことになりそうです。またカナダのシェールサンドや、豪州・中国などの新たなシェールオイル油田の開発は遅れることになりそうです。


| 経済データ | 17:22 | comments(0) | - |

石油輸入額 石油輸出額 対GDP比

原油価格下落で恩益を受ける国、損失を受ける国のランキングです。
対象は主要国というより、このブログでよく使う国です。

計算式(石油輸入額ー石油輸出額)÷ 名目GDP
データ2013年です。

南アフリカ 6.7%
ハンガリー 3.3%
日本    3.2%
ポーランド 2.9%
ニュージーランド 2.8%
オーストラリア 1.8%
スウェーデン 1.6%
スイス   1.6%
アメリカ 1.5%
トルコ 1.2%
ブラジル 0.8%

メキシコ −2.5%
カナダ −3.0%
ノルウェー −10.1%
ロシア −15.4%

ユーロ圏のデータは・・・・・すいません。

※ 各国のGDP、石油輸入額、石油輸出額のデータは世界経済のネタ帳から。

| 経済データ | 14:56 | comments(0) | - |

2015年 為替相場を動かす重要イベント

今年一年の為替相場を占う上で、忘れてはならない重要イベント等をいくつか紹介。まあ今更なんですけど。

1 米FRBの利上げ
なんといっても、今年最大のイベントは、FRBの利上げでしょう。サブプライムローン問題・リーマンショック以来の政策金利の上昇です。大イベントになりそうです。アメリカの景気は、GDP成長率・失業率を見ても回復局面にあり、利上げは確実です。時期も6月前後の予想に集約されてきており、大きなずれはなさそうです。ここまでは何度も書かれてきたことで、市場も織り込み済み。これからの注目は、その後の政策金利の動き・上昇幅でしょう。今年末には1%、来年末には2%などという予想が出ますと、為替市場に大きなインパクトがありそうです。新興国、特に経常赤字が大きく、先進国からの投資によって支えられてきた通貨には、一段の下落が必要になるのかもしれません。


2 ECBの量的緩和
ドイツの中央銀行メンバーが反対しているため実現できていない、ECBの量的緩和(国債の購入)ですが、
今年前半、早ければ今月にも始まるのではないかという予想も出ております。実現性は、個人的には微妙と考えておりますが、実現すれば大きな動きになりそうです。ユーロだけでなく、イギリスポンド・北欧通貨・東ヨーロッパと大きな影響を受ける国だけでも多岐にわたりそうです。


3 原油価格
ご存知の通り、昨年大きく下落した原油価格ですが。今年もそのトレンドが続いているようです。1/2現在1バレルあたり52ドル台とおよそ5年ぶりの水準です。もちろん問題は、これからの動きです。45ドルや30ドル台まで落ちるとの予測もありますが、30ドル台では利益の出ない油田が多くなるため、長くは続かないでしょう。最安値はいつ・どのくらいの値になるのか、そしてその後どの程度まで回復するのか注目です。
【このブログでよく取り上げる国の中での主な産油国】
ロシア メキシコ ノルウェー イギリス ブラジル カナダ


4 その他の中央銀行の姿勢
FRB・ECBを除く中央銀行の姿勢です。まずは日本、日銀の黒田総裁は、新年の取材で、更なる金融緩和の可能性について語っており、緩和姿勢は崩さないと考えられます。その他に緩和的なのは、スウェーデン・
トルコ中銀でしょうか、またオーストラリア中銀の利下げが予想されています(RBAは利下げしたがってないような印象ですが)。逆に緊縮的なのは、ニュージーランド・ブラジル・ロシア中銀。ニュージーランド中銀とイギリス中銀に利上げが予想されています。ただし、原油価格の影響や米FRB利上げ・中国の経済状況によっては、大きく変わることになりそうです。


5 中国の利下げ・通貨切り下げ
注目の中国経済ですが、年末年始にかけて、小さくない規模の企業のデフォルトの話も伝わってきており、今年は下落傾向が鮮明になりそうです。そこで景気対策として、政策金利の利下げ、人民元の切り下げが噂されております。中国共産党政府は、不良債権処理として、バブル潰し、過剰生産設備の清算を進めており、しばらくは、緊縮的な金融政策は崩さないでしょう。ただ資源価格下落の影響を受けた物価の下落や、米FRB利上げによる人民元の上昇によって、中国政府が想定している以上の緊縮政策になってします可能性があります。


| コラム | 21:05 | comments(0) | - |

為替予想2015 まとめ 米ドル独歩高

4回にわたって書いてきた為替予想2015のまとめです。
基本的には米ドル独歩高、新興国下落でしょうかね。

今年の為替の強いと思う順
強い
USD アメリカドル
GBP イギリスポンド
JPY 円
SEK スウェーデンクローナ
NOK ノルウェークローネ
EUR ユーロ
HUF ハンガリーフォリント
PLN ポーランドズロチ
ZUR 南アフリカランド
CAD カナダドル
NZD ニュージーランドドル
AUD オーストラリアドル
TRY トルコリラ
MXN メキシコペソ
BRL ブラジルレアル
弱い

その他
RUB ロシアルーブル


| 為替予想 2015前 | 16:41 | comments(0) | - |

為替予想 2015 その4

為替予想 2015 その4です。

北米・中南米

・ドル
前半 強い 後半 堅調
昨年からの最強通貨。水準は標準圏ですが、上値の余地はまだまだあります。FRBによる利上げは6月と予想。年内に更なる利上げの可能性も高いでしょう。ヨーロッパ・アジア圏とも金融緩和体制の維持・強化が予想されており、年内は独歩高の形も予想されます。下落リスク要因は少ないですが、株価下落の際には注意が必要です。また、原油価格の下落はあまりプラスの材料にはならず、短期的には、マイナス要素のほうが大きいかもしれません。


・カナダドル
前半 やや弱い 後半 やや弱い
昨年多少の調整はありましたが、水準はまだ高値圏が維持されています。国内景気は悪くないですが、今年は資源価格・原油価格下落の影響がどこまで広がるか注目です。大きな値動きは少ないかもしれませんが、FRBの利上げにはネガティブな反応を示しそうです。


・ブラジルレアル
前半 弱い 後半 弱い
今年の危険通貨・問題通貨でしょう。水準は高値圏ですが、政策金利を高めにしているため、高値が維持されています。低成長・高インフレ・資源価格の下落と不安要素が多く、大幅に調整する可能性を考慮する必要があります。FRBの利上げに対しても、資金が多く引きあがることが考えられ、保有するには大きなリスクを伴うことになりそうです。


・メキシコペソ
前半 やや弱い 後半 下げ止まり
水準はやや安値圏。昨年の、原油価格値下がりの際の下落幅が、産油国の中では小さく、下げ足りなかった印象があります。新興国通貨の中では、経常収支・インフレ率ともに小さく、堅調な成長を期待されましたが、今年は原油価格下落が響き、FRBの利上げもあいまって、我慢の年になりそうです。年後半は下げ止まっても、上値は重いと考えられます。

| 為替予想 2015前 | 12:14 | comments(0) | - |

為替予想 2015 その3

2015為替予想の第3弾です。すべて新興国ですね。

ヨーロッパ2

・ロシア ルーブル
前半 買えない 後半 買える時が来るか・・・
去年今年と最大の注目通貨です。クリミア侵攻・経済制裁と原油安の影響で暴落し、水準は安値圏。ただロシア危機時に比べるとまだ高く、下げる余地もありそうです。高インフレ、外貨準備の減少と厳しい経済状況でしばらくは大きな浮上は難しい状況となりそうです。


・ポーランド ズロチ
前半 やや弱気 後半 やや強気
水準としてはやや高値圏、 東ヨーロッパ通貨はリーマンショック後大きく買われたため、しばらくは買い辛いでしょう、米FRB利上げ前後で急落してくれれば買いやすいかもしれません。


・ハンガリー フォリント
前半 やや弱気 後半 やや強気
基本的にはポーランドズロチと似た動き。水準は標準圏。インフレも収束し、経常黒字国ではありますが、現在は特に強調できる材料はありません。FRBやECBの動きに対して、どのような動きを見せるのか注目です。


・トルコ リラ
前半 弱気  後半 やや強気
水準はやや高値圏。昨年は上下激しい動きを見せましたが今年も続きそうです。経常赤字が大きいため、米FRB利上げに対して、大幅に下落する可能性もあります。原油価格の下落は景気に大きくプラス。


・南アフリカ ランド
前半 堅調  後半 やや強気
新興国通貨の中では安値圏。こちらも経常赤字が大きいため、米FRBの利上げ時は注意が必要です。原油価格の下落は経済にプラスですが、金・プラチナなどの鉱物価格も下落したため、どのような経済状況になるか注目していきたいです。

| 為替予想 2015前 | 10:05 | comments(0) | - |

為替予想 2015 その2

2015為替予測のその2です。

ヨーロッパ1

・ユーロ スイスフラン
前半 弱い 後半 やや弱い
現在の水準は、強くもなく、弱くもなく。ECBの量的緩和・国債購入の議論が進んでおり、これが決まれば大幅に下落すると思われます。特に値上がりする理由もないため、基本的に弱い相場が続くと考えたほうが自然と思われます。


・ポンド
前半 やや強い 後半 堅調
昨年大幅に上昇し、現在の水準は標準圏です。今年中に利上げも予定されており、基本的には堅調と考えられます。忘れがちですが産油国です。石油価格動向には注意が必要です。


・スウェーデンクローナ
前半 やや弱い 後半 下げ止まり
昨年は利下げもあり、大幅に下落しました。現在の水準は安値圏になります。中央銀行の政策は緩和に向かっており、今年前半も下落方向へ向かうと考えるのが自然かもしれません。下落の仕組みが日本と近いため、安値圏が長く続く可能性もありますが、大きく下落する理由もないため、低位安定が続くかも知れません。


・ノルウェークローネ
前半 やや弱い 後半 やや強い
ヨーロッパを代表する産油国。石油価格下落の影響も受け、価格は下落中です。今年も原油価格が安定するまでは弱い相場が続きそうです。ただし水準としてはそこそこの安値圏にはありますので、原油価格次第ですが、凄い買い時が来るかもしれません。

| 為替予想 2015前 | 23:49 | comments(0) | - |
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